2023年04月03日
建設関連など職人を抱える事業の場合、複数の現場が同時進行する中で「どの現場にどの職人を振り当てよう…」といった「スケジュール管理」は重要な業務です。
しかし、スケジュール管理方法を聞いてみると、以下のようなアナログ管理が多いのが現状です。
代表的なスケジュール管理方法
現在では重要だが手間がかかってしまう「現場のスケジュール管理」を、改善・効率化してくれるアプリが出てきています。
本記事では、スケジュール管理アプリの「主な機能」や「選び方」、おすすめのスケジュール管理アプリ16つを紹介します。
あなたの会社に合ったスケジュール管理アプリ選びの参考になれば幸いです。
以下に当てはまる方は、ぜひ本記事をお読みください。
「おすすめのスケジュール管理アプリを早く知りたい」という人は、以下の目次から飛べるので活用してください。
現場のスケジュール管理が便利になる管理アプリの、主な機能は以下の6つです。
それぞれのサービスごとに特徴はありますが、上記の6つの機能は多くのサービスに備わっています。
1番のメインである「スケジュール管理機能」は、立場によって使い方が変わってきます。
例えば、社長や管理職など「人を割り当てる立場側」の人は
など、自社全体のスケジュール管理に使えます。
スタッフ・職人は
など、個人のスケジュール管理が可能です。
スケジュール管理アプリの導入により、スケジュールを管理する側はスケジュール作成・更新の時間を大幅に削減でき、管理される側はいつどこでも最新のスケジュールが確認できる様になり、どちらにとってもメリットがあります。
写真や図面などの資料を共有する機能も、スケジュール管理アプリに備わっています。
自社の職人に図面などの資料を共有するために、紙を使っている会社は未だに多いようです。
スケジュール管理アプリを使っていないと、以下のような手間が発生してしまいます。
スケジュール管理アプリを使えば、写真や図面を同じアプリ内で簡単に共有できます。
写真や図面などの資料共有の手間を減らすことで、効率化やミスの削減につながるでしょう。
スケジュール管理アプリ内でチャットもできます。
多くの会社では以下の手段でコミュニケーションを取っています。
ですが、コミュケーションツールが1つにまとまっていないことで「あの案件の話どこにあったっけ?」「変更になったって言いましたよね?」など情報が流れてしまう可能性があります。
特にITリテラシーが高くない職人さんは電話を使用することが多く、「言った言わない」や「つながるまでかけ直してお互いに気を遣う」のようなストレスが生まれ、コミュニケーションでの問題が発生していました。
スケジュール管理アプリ内に連絡手段をまとめることで、伝達ミスの削減・効率化につながります。
毎日の作業内容を報告する「日報の作成」もスケジュール管理アプリ内からできます。
現場の進捗を把握したり、仕事量を把握したりするためにも、日報作成は重要な業務です。
しかし、会社に帰って日報を書かなければならず職人さんの負担になっている会社も少なくないのではないでしょうか。
日報作成用のアプリもたくさんありますが、スケジュール管理アプリ内で完結させられることで、作業者の負担が下がり、日報の提出率が上がります。
スケジュール管理アプリでは、割り当てた工程表が見やすく表示されます。
例えば、紙やExcelなどで工程を管理していると、工程の変更などを再度共有するときに
といった手間がありました。
ですが、スケジュール管理アプリを使えば「スケジュール管理アプリで工程を変更するだけ」で、常に最新の工程表が共有された状態になります。
工程の調整は日々行われる業務のため、ひと手間減るだけでも改善効果は絶大です。
スケジュール管理アプリなら、それぞれの案件ごとに管理できます。
案件情報をデータで管理・蓄積できるので、情報が探しやすくなります。
また、もしも担当者が変わっても、これまでのやりとりや情報が残っているため、現場を引き継ぐときにも安心です。
膨大な現場資料の管理が、スケジュール管理アプリ1つで完結してしまいます。
一口に建設業界と言っても、立場や会社規模など幅広いです。前提条件の違いによって、スケジュール管理アプリの「必要な機能」や「予算」が変わってきます。
立場や会社規模などの違い例
上記を踏まえた上で、以下の3つの基準で選びましょう。
スケジュール管理アプリを選ぶ3つの基準
それでは、スケジュール管理アプリの選び方を1つずつ紹介します。
ゼネコンや大企業になると、営業管理などまで含めた多機能なサービスが必要になることもありますが、中小零細や専門工事では多機能でも使いこなせない可能性があります。
建設業界は平均年齢も44.2歳と全業界と比較して高いので「機能がシンプルで使いやすいこと」は重要な着眼点の1つです。
なぜなら、作業者全員で使えなければ、結局別の作業が発生してしまうため意味がないからです。
ITリテラシーに関わらずどんな人でも使えるようなものが、現場には向いています。
スケジュール管理アプリは、高額なものから低額で使えるものまであります。また、課金形態もいろいろあります。
代表的な課金形態
スケジュール管理アプリに使うお金がムダにならないように、自社の現状や今後に合った料金体系のサービスを選びましょう。
1ID課金の場合、成長傾向にある会社は職人の採用とともに利用料金が増えることになり、多少の割高感を感じる会社も少なくありません。
一方で、自社が10名の会社であるのに、月間で60人利用可能のスケジュール管理アプリを利用するのは、枠が余りすぎてしまいもったいないです。10人であれば、無料タイプや利用するユーザーごとに課金されるタイプのスケジュール管理アプリの方が合っています。
料金体系には注意して選んでください。
数多くのスケジュール管理アプリがありますが、それぞれの会社ごとに利用を想定しているユーザーは異なります。
想定ユーザーに当てはまらない場合は、導入しても不便さや物足りなさを感じてしまう可能性があります。
例えば、以下のように特別な業界に向けたスケジュール管理アプリがあります。
スケジュール管理アプリの対象業界
想定ユーザーが自社に合っているサービスを使うことで、より一層効果を感じられるでしょう
導入事例を記載している会社が多いので、すでに導入している会社のコメントや、事業規模をチェックしてみてください。
以下では、厳選した「現場のスケジュール管理に役立つアプリ」を16個紹介します。
自社で使うことをイメージしながら、各サービスをチェックしてみてください。
画像引用:https://saposuke.jp/
「サポスケ」は、最もシンプルに現場と職人のスケジュール管理ができるサービスです。
サポスケは、スケジュール管理担当者がスタッフの予定を割り当てられます。割り当てたスケジュールは「ワンクリックで共有可能」で、共有されたスケジュールは、各々のスマホアプリで簡単に閲覧できます。
「必要最低限のものを誰でも使えるように」という商品コンセプトで、リーズナブルでありながら、必要なポイントを押さえているアプリです。自社の職人さんのITリテラシーに不安がある、必要以上の機能はない方がいいと考えている人におすすめのアプリです。
費用:初期費用…要問い合わせ。月額15,000円〜
画像引用:https://andpad.jp/news/1111
「ANDPAD」は施工管理業務をクラウドで一元管理できる、施工管理アプリです。
ANDPADの機能一覧
一元管理というだけあり、豊富な機能を取り揃えていることが特徴です。
ANDPADは施工管理アプリでシェアNo1で、ピンポイントの機能だけで十分という人より「とりあえず多く機能がほしい!」「業務上のアナログなコミュニケーションを可能な限り減らしたい」というに人におすすめのアプリです。
費用:初期費用…10万円。月額…要問い合せ(複数プランあり)
画像引用:http://lp.dandori-taro.com/pc/
「段取太郎」は職人会社が作ったスケジュール管理サービスです。
自社の職人さんの悩みを解決するために作られたサービスのため、現場の声が吸い上がったサービスになっています。
機能としては
など、スケジュール管理に絞ったサービスです。
高機能ではありませんが、現場で使わない機能はそもそも必要ありません。
スケジュール管理や、集計作業だけで十分な人におすすめのサービスです。
費用:初期費用…22万円〜。月額費用…23,980円
画像引用:https://dandori-work.co.jp/
「ダンドリワーク」は多くの機能を備えた施工管理アプリです。
ダンドリワークの機能一覧
ダンドリワークでのスケジュール管理の特徴は、さまざまな形式の「工程表」があることです。
案件を管理したり、その日の動きを管理したり、スケジュール管理の幅が広がります。
また、異なる元請け会社の情報もシームレスに閲覧可能なので、多くの会社と関わる会社におすすめのスケジュール管理アプリです。
費用:初期費用…20万円〜。月額費用19,800円~
画像引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.aldagram.kanna&hl=ja&pli=1
「KANNA」は建設・建築業界向けの施工管理アプリです。
KANNAの機能一覧
無料で基本機能を試せることが大きなメリットです。
スケジュール管理に関しては、Googleカレンダー等のスケジュール管理ツールとの連携がメインになります。
オプションにはなってしまいますが、KANNAはあなたの会社に合ったオリジナル機能の開発も行ってくれます。
「こんな機能が欲しい」という考えがある人にはおすすめのサービスです。
費用:初期費用・月額費用…基本無料。開発費用…要問い合せ
画像引用:https://www.kuraemon.com/
「蔵衛門」は建設・建築業界向けの施工管理アプリです。
蔵衛門の機能一覧
蔵衛門は、建設現場向けの効率的な写真管理アプリとして人気を集めています。
スケジュール管理では、工程表作成機能と連動し、現場の進捗を可視化できる点が特徴です。
直感的に操作できるインターフェースが備わっているため、ITが苦手な方でも扱いやすいでしょう。
また、蔵衛門電子黒板と連携すれば、現場写真に情報を自動で記録できるため、書類作成の手間も軽減できます。
費用:初期費用0円・月額費用0円〜
画像引用:https://sakumiru.jp/
「サクミル」は建設業向けの施工管理アプリです。
サクミルの機能一覧
サクミルは、建設現場の工程管理に特化したクラウド型アプリです。
スケジュール管理では、ガントチャートを用いた進捗確認ができるため、予定と実績のズレを一目で把握しやすい設計になっています。
さらに、写真や資料をリアルタイムで共有できるため、チーム間の情報伝達もスムーズに行えるでしょう。
チャット機能も搭載されているため、報連相のスピード向上にも役立ちます。
費用:初期費用0円・月額費用4,000円〜
画像引用:https://lineworks.ryogeisya.co.jp/
「LINE WORKS」は建設現場のコミュニケーション効率化に役立つアプリです。
LINE WORKSの機能一覧
LINEワークスは、LINEの使いやすさをビジネス向けに拡張したグループウェアです。
施工現場におけるスケジュール管理では、カレンダー機能とタスク機能を活用することで、個人・チームの予定を簡単に整理できます。
また、リアルタイムでのチャットや通話により、現場での急な予定変更にも柔軟に対応できるでしょう。
ファイル共有やアンケート機能も備わっており、日々の報告業務にも便利に使えます。
費用:初期費用0円・月額費用0円〜
「BULDY NOTE」は建設業界向けの施工管理アプリです。
BULDY NOTEの機能一覧
BUILDY NOTEは、現場単位で細かくスケジュール管理ができる施工管理アプリです。
工程表をもとに各作業内容を一覧化できるため、日々の作業の進捗確認がスムーズに行えます。
さらに、写真や図面などの資料も一元管理できるため、情報共有の手間が減るでしょう。
チャット機能も標準搭載されており、現場とオフィスの連携をスピーディーに行える点も魅力です。
費用:初期費用…50,000円・月額費用…30,000円〜
画像引用:https://lp.anymore.co.jp/
「Animore」は小規模建設会社向けの施工管理アプリです。
Animoreの機能一覧
Anymore施工管理は、少人数チームでの現場管理に最適なアプリです。
スケジュール管理では、工程表を直感的に作成でき、作業の進み具合をリアルタイムで共有できます。
写真や資料もアプリ内でまとめられるため、紙の管理を減らしたい企業に向いているでしょう。
また、簡単な操作性を重視しているため、アプリ操作に不慣れな現場スタッフでも扱いやすい仕様になっています。
費用:初期費用0円・月額費用…要問合せ
画像引用:https://www.ctx.co.jp/kizuku2_pr/
「Kizuku」は建設現場の情報共有に特化した施工管理アプリです。
Kizukuの機能一覧
Kizukuは、現場スタッフ間の情報共有を効率化することを目的に設計されたアプリです。
カレンダー形式でスケジュールを管理できるほか、進捗状況をスマホから確認・共有できます。
また、写真や資料をワンクリックで送信できるため、現場と事務所間の連絡ミスも防げるでしょう。
報告書の作成機能も備えており、日々の業務報告を効率化したい企業にも向いています。
費用:初期費用110,000円・月額費用22,000円〜
画像引用:https://www.photoruction.com
「Photoruction」は建設現場向けの施工管理と写真管理に強いアプリです。
Photoructionの機能一覧
Photoructionは、特に写真管理に強みを持つ施工管理アプリです。
スケジュール管理機能も搭載されており、工程表や作業計画をカレンダー上で見える化できます。
さらに、撮影した写真をそのまま台帳化できるため、写真整理や報告作成の手間を減らせるでしょう。
現場スタッフとのチャット機能も備えており、現場の状況共有もスムーズに行えます。
建設現場全体の業務効率化を目指す企業におすすめです。
費用:初期費用0円・月額費用…要問合せ
画像引用:https://crafta.site/
「クラフタ」は中小建設業向けの施工管理アプリです。
クラフタの機能一覧
クラフタは、少人数チームや中小規模の建設現場向けに設計された施工管理アプリです。
工程表を作成しながら、各タスクを個別に管理できるため、細かい作業の抜け漏れを防げるでしょう。
さらに、チャット機能を活用することで、現場とオフィス間の連絡もスムーズに行えます。
スマホ一つでスケジュール、タスク、資料共有まで完結できるため、業務の効率化に役立つアプリと言えます。
費用:初期費用0円・月額費用0円〜
画像引用:https://genbaichiban.com/
「現場一番」は建設現場向けの施工管理と写真管理に強いアプリです。
現場一番の機能一覧
現場一番は、建設現場に必要な管理機能をオールインワンで提供するアプリです。
工程管理では、カレンダー形式で作業予定を確認できるため、全体のスケジュール把握がしやすいでしょう。
さらに、チャットや掲示板機能も備えており、現場メンバー間の情報共有がスムーズに行えます。
現場写真や作業記録を一括で管理できるため、報告書作成の時間短縮にも役立つでしょう。
費用:初期費用…要問合せ・月額費用10,780円〜
画像引用:https://timetreeapp.com/intl/ja
「TimeTree」は建設現場向けの施工管理と写真管理に強いアプリです。
TimeTreeの機能一覧
TimeTreeは、施工現場だけでなく、家族やチームなど幅広い場面で使えるスケジュール共有アプリです。
カレンダーを複数作成できるため、現場ごとの工程管理にも対応できます。
また、各予定にコメントを付けたり、写真やファイルを添付できる機能があり、情報共有がスムーズでしょう。
リマインダー機能も備わっているため、重要な作業予定を忘れずに管理できます。
費用:初期費用0円・月額費用0円〜
画像引用:https://www.kentem.jp/product-service/proshare/
「PROSHARE」は建設現場向けの施工管理と写真管理に強いアプリです。
PROSHAREの機能一覧
PROSHAREは、特に大規模現場での使用を想定して開発された施工管理アプリです。
スケジュール管理では、複数の工程をまとめて管理できるため、全体の進捗が一目で把握できるでしょう。
さらに、図面や資料をクラウド上で共有でき、現場スタッフ間の情報共有が行える設計になっています。
チャット機能も備えており、リアルタイムでの連絡も可能です。
費用:初期費用…要問合せ・月額費用…要問合せ
本記事では、現場で使えるスケジュール管理アプリを16個紹介しました。
・サポスケ
・ANDPAD
・段取太郎
・ダンドリワーク
・KANNA
・蔵衛門
・サクミル
・LINE WORKS
・BUILDY NOTE
・Anymore施工管理
・Kizuk you
・Photoruction
・クラフタ
・現場一番
・TimeTree
・PROSHARE
それぞれのサービスごとに「機能」や「費用」に違いがありますので、自社の現状や導入の目的を踏まえて検討してみてください。
Paintnote株式会社では、スケジュール管理を自動化するサービス「サポスケ」を提供しております。
「スケジュール管理」と「情報共有」に絞ったシンプルでリーズナブルなサービスです。
機能を削ぎ落として必要な機能だけを備えた「サポスケ」にご興味がある方は、こちらのボタンから詳細資料のダウンロードができますので、ご参照ください。
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