2025年11月20日
ビルメンテナンス業務では、設備点検や清掃、報告作業など多岐にわたる管理が求められます。
しかし、いまだにExcelや紙・ホワイトボードを使った運用が多く、情報の属人化や引き継ぎミスが発生しやすいのが現状です。
こうした課題を解消する手段として注目されているのが、ビルメンテナンスシステムです。
スケジュール、設備管理、清掃の進捗、報告データなどを一元的に管理できるため、若手スタッフの定着促進や、労働時間・人件費の削減管理情報の共有・可視化といった業務改善が期待できます。
この記事では、ビルメンテナンス業務の効率化を目指す方に向けて、運用・報告・設備・清掃の各カテゴリ別におすすめのシステム・アプリを紹介します。

ビルメンテナンス業界では、慢性的な人手不足が続いています。特に20〜30代の若手人材の定着率が低いことは、どの企業にとっても頭の痛い課題でしょう。
全国ビルメンテナンス協会による調査でも、ビルメンテナンス業の人手不足が問題であると指摘されています。
その背景には、業務の属人化、紙やホワイトボードによるアナログ管理、キャリアパスの不透明さといった問題があります。
若手が求めるのは、「働きやすさ」と「成長実感」です。紙や口頭での報告が中心の現場では、作業の成果が見えづらく、上司との情報共有も非効率。せっかく頑張っても「評価されにくい」環境ではモチベーションも上がりません。
しかし、ビルメンテナンスシステムを導入することで、この構造を変えることができます。
例えば、清掃や点検の実施状況をスマートフォンで入力し、リアルタイムで管理者に共有できるようにすると、自分の仕事が「見える化」されます。
誰がどの現場をどのように対応したのかが記録されるため、上司からのフィードバックも正確かつ迅速になります。これにより「自分の働きが正当に評価されている」と実感しやすくなり、結果として定着率の向上につながります。
ビルメンテナンスの現場では、「シフト管理」「作業報告」「勤怠記録」など、多くの管理業務が発生します。これらを紙やエクセルで行っていると、どうしても二重入力・確認漏れ・転記ミスが生じます。結果として、現場責任者や事務スタッフの残業が増え、非効率な時間が発生してしまいます。
システム導入の効果は、この「管理業務の自動化」です。
例えば、シフト作成機能を備えたビルメンテナンスシステムを使えば、担当者のスキルや勤務希望をもとに自動で最適なシフトを組むことが可能です。
また、作業実績がアプリ上で自動集計されれば、報告書の作成や給与計算にかけていた時間を削減できます。
また、作業効率が上がることで、同じ人員でより多くの現場を担当できるようになり、人件費の抑制にもつながります。無駄な移動や連絡を減らし、1日の中で「生産的な作業時間」を最大化することが、DX化の本質です。
さらに、管理者がリアルタイムで現場の進捗を把握できるようになるため、突発的なトラブル対応にも強くなります。急な欠員や清掃ミスが発生しても、スマートフォンから状況を確認し、近隣のスタッフに再配置を指示することが可能です。
これにより、現場の混乱を最小限に抑えながら、人件費を抑制する運用が実現します。
最後に、ビルメンテナンスシステムがもたらすものが、「情報共有の効率化」です。
従来は、紙の点検表・報告書・引き継ぎノートなど、情報がバラバラに管理されていました。現場によって書式が異なるケースも多く、「どこに何の情報があるのかわからない」という問題も少なくありません。
しかし、DX化によってシステムを導入すれば、これらの情報が一元管理されます。
現場スタッフが入力したデータはクラウド上に自動で保存され、管理者や他拠点スタッフも同時に閲覧可能です。
例えば、設備の故障情報が登録されれば、その情報が自動的に担当部署に共有され、写真付きで確認できる。こうした連携によって、対応スピードが上がります。
また、データを蓄積することで、過去の履歴から傾向分析も可能になります。
「どの設備がどれくらいの頻度で故障しているか」「清掃にどのくらい時間がかかっているか」といったデータを可視化すれば、次回の人員配置やメンテナンス計画の精度も高まります。


ビルメンテナンス業務に活用されるアプリは、多種多様です。一見するとどのツールも「管理を効率化する」ように見えますが、実際には目的や得意分野によって大きく異なります。
本章では、ビルメンテナンスに関するシステムを以下の3つのカテゴリに分けて解説します。
この分類を理解することで、自社に本当に必要なツールを見極めやすくなります。以下でそれぞれ解説します。
主な目的:現場作業の可視化・人員配置の最適化
最初に紹介するのは、「運用・スケジュール型」と呼ばれるタイプです。このタイプは、現場のシフト管理・作業スケジュール作成・タスク進行の見える化に特化しています。
ビルメンテナンス業では、清掃・点検・巡回など多くの業務が同時進行しています。
特に複数施設を担当している場合、「誰がどの現場で・いつ・どんな作業を行うのか」を正確に把握することは非常に重要です。
しかし紙やエクセルでスケジュールを組むと、更新のたびに全体へ共有するのが手間となり、情報のズレが生じがちです。
運用・スケジュール型システムを導入すれば、こうした問題を解決できます。
担当者ごとの予定をクラウド上でリアルタイムに管理でき、変更があっても自動的に全員へ反映できます。スマートフォンからも確認できるため、外出先や現場からでも常に最新の予定を把握できます。
また、シフト作成を自動化する機能を持つツールも多く、スタッフのスキル・資格・勤務希望日などをもとに最適なスケジュールを生成し、「人が足りない」「誰をどこに配置するか」といった悩みを軽減します。

主な目的:業務品質の向上・情報の共有と可視化
次に紹介するのは、「報告・改善型」のアプリです。このタイプは、現場スタッフが行った作業を記録・共有するための仕組みに特化しています。
作業報告、点検記録、写真添付、チェックリスト管理などが代表的な機能です。
ビルメンテナンスの現場では、「清掃が完了したか」「設備の異常がないか」などを毎日確認し、報告する必要があります。
従来は紙の点検票に記入し、事務所に戻って提出する方式が主流でした。しかしこの方法では、報告の遅れ・記入漏れ・判読ミスなどが頻発します。
報告・改善型アプリを導入すれば、スマートフォンやタブレットで現場から直接報告を送信することが可能です。チェックリストの項目をタップするだけで入力でき、写真を撮れば即時アップロードできます。管理者はリアルタイムで状況を把握し、必要に応じてコメントや再指示を出せます。
また、システム上で報告データを蓄積することで、改善活動にも活用できます。たとえば「特定の設備で同じ不具合が繰り返されている」「清掃ミスが多い時間帯がある」といった傾向を把握し、根本的な改善策を検討できます。
これにより、単なる「記録」から「改善」に結びつくデータ運用が可能になるのです。
主な目的:資産の長期保全・点検スケジュールの最適化
最後に紹介するのが、「設備管理型」のシステムです。これは建物や設備の点検・修繕履歴・交換周期などを一元的に管理することを目的としています。
ビルの空調・電気・給排水・防災設備など、膨大な設備情報を効率的に扱うために欠かせない仕組みです。
従来では、設備図面や仕様書、点検記録を紙ファイルで保管していました。しかし、担当者の異動や退職があると、情報の引き継ぎが難しくなり、「どの設備をいつ点検したか」が分からなくなるケースが少なくありません。
その結果、無駄な点検や修繕漏れが発生し、コスト増加の原因になります。
設備管理型のシステムを導入することで、誰でもわかりやすく設備管理をすることが可能になり、引き継ぎの効率化やペーパーレス化の推進につながります。

システム導入の成否は、「導入したかどうか」ではなく、「どれだけ現場に浸透したか」で決まります。多くの企業がDX化に取り組む中で、「せっかくシステムを導入したのに、誰も使っていない」という悩みを抱えています。
では、失敗しないためにどのような観点でツールを選べばよいのでしょうか。見るべきポイントを3つ紹介します。
最も重要なのは、現場に定着しやすいかどうかです。
どんなに高機能なシステムでも、現場が使いこなせなければ意味がありません。
特にビルメンテナンス業では、現場スタッフの年齢層が幅広く、ITリテラシーにも大きな差があります。
そのため、操作が直感的でわかりやすいUI(ユーザーインターフェース)であることが必要です。
たとえば、スマートフォンでの入力操作が複雑すぎると、スタッフが記録を後回しにしてしまいます。
「チェックボックスをタップするだけ」「写真を撮ると自動で報告に添付される」など、現場の流れに沿った設計がされているかを確認しましょう。
また、導入時の教育体制も重要です。
販売元が導入サポートやオンライン研修を提供しているかどうかで、定着率は変わります。
単に「マニュアルを渡すだけ」ではなく、導入後も定期的にフォローアップしてくれる企業を選ぶのがおすすめです。
次に注目したいのが、「IT導入補助金」の活用です。
ビルメンテナンス業界でも、DX推進を目的にした補助金制度を活用して導入コストを抑える企業が増えています。
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者が生産性向上のためにITツールを導入する際、費用の一部を国が補助する制度です。
注意点として「どのツールでも対象になるわけではない」という点があります。
補助金の対象となるのは、事前に『IT導入支援事業者』として登録されたベンダーが提供するツールに限られます。
そのため、導入前に必ず「このシステムは補助金の対象か」を確認しておきましょう。
IT補助金は、アプリを選ぶ際の必須条件ではありませんが、活用するとお得に導入できるので、見てみることをお勧めします。
最後に注目すべきは、「アプリ一つでどこまで完結できるか」という点です。
近年、DXツールの数が増えるにつれて、「複数アプリを併用しているうちに管理が煩雑になった」というケースが増えています。
たとえば、
と分かれていると、それぞれにログインし、データを手動で連携しなければなりません。これでは本来の目的である「効率化」が遠のいてしまいます。
アプリ一つで、シフト管理から打刻など勤怠管理までできるものなど、アプリ一つで使える機能が多いと、アプリを横断する手間がなくなり、効率化やミス減少につながります。
また、統合型アプリには以下のようなメリットもあります。
加えて、他システムとの連携性も確認しましょう。
勤怠管理や経理システムなど、既存の社内ツールとデータ連携できるアプリであれば、社内全体でのDX効果が高まります。
API連携やCSV出力機能の有無も、比較時のチェックポイントです。
弊社では、GoogleカレンダーやTimeTreeなどの、スケジュール管理ツールを徹底比較する資料をご用意しております。
30秒ほどでダウンロード可能です。ツールごとの強みや弱みを詳しく知り、スケジュール管理を効率化したい方に向けた内容になっております。

ビルメンテナンスの業務は大きく分けて設備管理と清掃に分けられます。今回はその2つに焦点を当てておすすめのアプリを紹介します。
まずは、設備管理におすすめのアプリから紹介します、この後に清掃などを行う方に向けた清掃向けのアプリや、設備管理、清掃両方で使えるアプリを紹介するので、合わせてご覧ください。
設備管理におすすめのアプリは以下の通りです。
| アプリ | 料金(初期費用抜き) | 導入事例URL |
| ホテカン | 30,000円/月〜 | https://www.hotekan.com/review |
| ビルカン | 要問い合わせ | https://bilkan.site/case |
| MONiPLAT | 15,000円/月〜150,000円/月 | https://moniplat.valqua.co.jp/cases/ |
| PLANTIA | 要問い合わせ | https://www.fujitsu.com/jp/services/application-services/enterprise-applications/industry/ecm/plantia/ |
| スパイダープラス | 要問い合わせ | https://spider-plus.com/case/page/2/ |
| MENTENA | 80,000円/月〜180,000円/月 | https://mentena.biz/company/ |

設備管理におすすめのアプリ1つ目は、ホテカン(Hote Kan)です。
ホテカンは、宿泊施設のメンテナンス管理に特化したアプリです。ホテカンには、Hote Kan設備とHote Kan備品の2種類があり、それぞれ機能が異なります。
Hote Kan設備は宿泊施設内の水漏れや汚れ等の情報を協力業者に共有できるアプリです。状況の写真やチャット機能により情報共有がしやすいアプリとなっています。過去の修繕履歴も見れるので、過去の対応事例の確認に役立てることもできます。
一方のHote Kan備品は、主に倉庫にある在庫の管理ができるアプリです。
Hote Kan備品はシンプルな作りが特徴で、倉庫にあるものを取り出して減らす時は−、逆に増やす時は+ボタンを押すだけで在庫数の管理が可能です。
料金はHote Kan設備、備品それぞれ単品で月額30,000円(税抜)で、Hote Kan設備と備品をセットで購入した場合は月額40,000円(税抜)となっており、まとめて導入するプランがおトクになっています。
料金についてはこちら
公式サイトはこちら
Hote Kan設備の主な機能
その他機能はこちら
Hote Kan備品の主な機能
その他機能はこちら

画像引用:https://bilkan.site/
ビルカンは、建物管理の書類作成や管理に特化したアプリです。
ビルカンでは、マップ上にピンを置くことが可能で、設備の状態や場所を一目でわかります。この機能は特許を取得しており、ビルカンのイチオシ機能となっています。
また、公式サイトによると、書類の検索時間が99%削減されたとの報告があるため、書類の管理を紙で行っており、書類を探すのに時間がかかるといった悩みを抱えている方には導入の効果が大きいでしょう。
さらに、ビルカン独自の機能として、AI検針があります。
AI検針は、AIがメーターなどの数値を自動で読み取り保存してくれる機能です。その数値はクラウド上で保存されることからPCで確認できます。
ビルカンの料金についての記載は見当たらなかったため、導入を検討する際は各自お問い合わせください。
AI検針についてはこちら
公式サイトはこちら
ビルカンの機能

画像引用:https://moniplat.valqua.co.jp/
MONiPLATは、無料プランもある設備管理アプリです。
MONiPLATは、設備管理に必要な機能が多く搭載されている汎用性の高いアプリです。
MONiPLATには、機能や役割によって大きく2つに分かれています。
lotでの自動遠隔監視に特化したCBMと目視確認と定期点検のためのTBMです。
TBMは20設備までの利用が無料でできるので、試しに使ってみるとよいでしょう。
MONiPLATの特徴は機能の多さです。アプリ1つで管理から報告までの業務を簡単に行いたい方におすすめです。
料金は設備の数によって異なります、例として50設備までは月額15,000円(税抜)、設備数の上限なしプランでは月額150,000円となっています。
主な機能
その他機能はこちら

設備管理におすすめのアプリ4つ目は、PLANTIAです。
PLANTIAは、富士通グループが提供する設備管理システムです。
主に、設備や保全周期などの設備管理機能が中心で、レポート作成等によるPDCAサイクルの改善が行いやすい設計です。
また、保全技術やノウハウをデータベース化することにより、設備管理業界の後継者への技術伝承に対応できます。
上記のように、PLANTIAは、設備管理の中でもノウハウなど高度な技術が必要な場合や、DX化をさらに推進し、設備管理の効率化をさらに上げたい場合に適しています。
※料金については詳しい情報は見当たりませんでした。導入を検討する場合は各自お問い合わせをお願いします。
主な機能
公式サイトはこちら

設備管理におすすめのアプリ5つ目は、スパイダープラスです。
スパイダープラスは、電気設備や空調設備での導入実績があり、設備管理系のビルメンテナンスに便利です。
主に写真や図面の共有、工程の進捗管理が一目で把握できるほか、階ごとの工種の完了率の表示から、元請けにそのまま報告できる機能など、設備管理に特化しています。
スパイダープラスを使えば、写真や電子黒板、図面等をタブレットで管理できるほか、図面や施工状況は協力会社との共有が可能で、情報の共有や書類管理にかかる事務処理の手間を削減できるでしょう。
また、図面等の資料はタブレットで管理できるようになるため、ペーパーレス化を進めることができるでしょう。
業種によって活用方法をまとめた資料が公式サイトで公開されているので、アプリの利用イメージを掴みたい場合はご覧ください。
料金については、こちらの資料によると要問い合わせとなっているので、詳しい料金は各自お問い合わせください。
空調衛生設備業向けのスパイダープラス活用方法の資料はこちら
電気工事向けのスパイダープラス活用方法の資料はこちら
主な機能

画像引用:https://mentena.biz/news/20250416-2/
設備管理におすすめのアプリ6つ目は、MENTENAです。
MENTENAは、シンプルな使いやすさと手厚いサポートに定評があります。
MENTENAには3プランがあり、プランにより機能が異なります。全てのプランに、ダッシュボードやガントチャートなどの進捗管理と設備や部品の在庫管理に使える機能があります。
また、導入支援として、専門のスタッフによる複数回の講習を受けることができる他、アプリの活用方法のセミナーなども定期的に開催しています。
MENTENAの料金プランはプランにより異なります、料金は初期費用の200,000円と月額料金が80,000、120,000円、180,000円の3プランがあります。
すべてのプランにオンライントレーニングとメールサポートがついており、サポート体制も強固です。
料金とプランについてはこちら
主な機能

| アプリ名 | 料金(初期費用抜き) | 導入事例URL |
| staysee清掃アプリ | 3,300円/月〜 ※1施設あたりの料金 ※追加でStayseeのプランへの加入が必要 | —————————– |
| Clean Care View | 要問い合わせ | https://plat.io/ja/platioone_case/cxs? |
| A/4 JANITOR | 要問い合わせ | https://www.nsft.co.jp/projects/ |
| HOKURYO CONNECT | 要問い合わせ | https://www.hokuryoconnect.com/works/ |

画像引用:https://staysee.jp/cleaning/
Staysee清掃アプリは、宿泊施設の管理に特化したアプリです。
Staysee清掃アプリは、スマホでの清掃報告と清掃状況の管理等の機能により、フロントと現場で清掃スタッフとの情報共有が簡単にできます。
清掃項目はアプリでの登録が可能で、予約に応じた細かい内容は備考として表示できます。
また、チェックアウトの情報も瞬時にアプリに共有されるため、清掃できる客室の情報をスタッフに素早く伝達できます。
また、宿泊施設にありがちな忘れ物の管理も可能です。清掃スタッフとの忘れ物の情報共有が楽にできるようになるでしょう。
料金は1施設で月額3,300円(税抜)となっています。ただし、利用にはStayseeのいずれかのプランの契約が必要です。
※スマートフォンの対応機種はAndroid(Android6.0以上、最新バージョンでの利用を推奨)
料金の詳しい内容はこちら
公式サイトはこちら
主な機能

画像引用:https://cleancareview.my.canva.site/cxs
Clean Care Viewは、ビルメンテナンス業界の報告を中心として、日常業務のIT化ができるツールです。
Clean Care Viewの中にもいくつかのアプリがあり、どのアプリを使えるかどうかはプランにより異なります。
プランにはSTANDARDパッケージ(スタンダードパッケージ)とPREMIUMパッケージ(プレミアムパッケージ)があり、両プランで利用できる機能は、 点検項目の評価や分析が可能なインスペクションアプリと、マニュアルの管理ができるマニュアルアプリです。
スタンダードパッケージでは、ビルケア版、ヘルスケア版の2種類から選択可能です。上記の2つの版によってやや内容が異なるため、詳しくは公式サイトをご覧ください。
プレミアムパッケージでは、提供可能なアプリから必要なものを選び、そこから制限なく利用できます。
Clean Care Viewのそれぞれのアプリの機能は、公式サイト上で細かく紹介されているのでご覧ください。
上位のプレミアムパッケージだと清掃報告や清掃指示など、さらにに清掃を便利にできる機能5アプリが利用可能になります。
料金についても調べましたが見当たりませんでした。詳しい料金等はお問い合わせください。
公式サイトはこちら
主な機能
その他機能はこちら

A/4 JANITOR(NSFT)は、清掃業の契約に特化した販売システムです。
リース契約とビル管理契約の二種類の管理や売上の管理が可能です。リース契約では主に、契約毎に取り合える商品を確認でき、ビル契約管理では外注費の登録により、案件ごとの原価管理ができます。
また、部門毎の売上集計や粗利率の確認できる機能も搭載されており、経営判断もしやすくなるでしょう。
他にも、モップなどのリース対応や、担当者毎の作業スケジュールを登録できる機能もそなえており、汎用性の高いツールと言えるでしょう。
そして、料金については、公式サイトを調べましたが記載が見当たらなかったため、導入を検討する際は問い合わせください。
公式サイトはこちら

画像引用:https://www.hokuryoconnect.com/
HOKURYO CONNECTは、宿泊、レジャー・商業施設、温浴施設などの施設サービス業に特化したシステムです。
HOKURYO CONNECTでは、大浴場の利用状況の可視化システムや、修繕保守ToDo管理などの幅広いサービスを展開しており、その中に清掃管理システムがあります。
清掃システムのデザインはシンプルで見やすいため、スタッフにも使いやすく現場に浸透しやすいでしょう。
また、オプションで清掃の品質向上のためのインスペクション分析と、客室テレビをするインジケーション機能があります。
インスペクション分析では、日々の清掃結果をもとに傾向分析を行うことで、清掃の品質の向上ができる機能です。
清掃インジケーションは、清掃の指示や進捗を客室のテレビに表示させ、情報の確認及び共有が楽に行える機能です。
料金は現場の規模により異なるため、各自お問い合わせください。
清掃管理システムの公式サイトはこちら
主な機能

最後に、設備管理、清掃に使えるアプリを紹介します。紹介するのは以下の3つです。
| アプリ名 | 料金 | 導入事例URL |
| サポスケ | 要問い合わせ | https://saposuke.jp/case/ |
| Smart Attack | 15,000円〜18,000円 | https://www.smartattack.jp/example/ |
| cyzen | 1,000円〜4,000円(1ID) | https://www.cyzen.cloud/casestudy |

画像引用:https://saposuke.jp/
サポスケは、現場で作業する人のスケジュール管理に特化したサービスです。
サポスケの特徴は、誰でも使いやすい画面のシンプルさと、エクセル、Googleカレンダーのようなカスタマイズ性の高さです。
サポスケは誰にでも使いやすいように、必要な機能を厳選し無駄な機能を省いているため、シンプルで無駄のない構成です。
カレンダーの表示形式(日数単位の表示や案件ごとなど)の変更はボタン1つで行える他、会社ごとに設けている独自の項目(車両運用など)も表現できます。
サポスケでは、現場にスタッフを派遣するタイプの仕事をしている会社であれば対応できるアプリです。特に一日に複数の現場を回るような運用の場合は、サポスケの見やすさが役立つでしょう。
また、現場の生の声を元に作られたオプションも豊富に用意されており、現場のアナログな作業のDXに貢献できます。
サポスケの料金は初期費用+月額料金となっていますが、料金は現場の規模により異なるので各自お問い合わせください。
公式サイトはこちら
主な機能
現在のスケジュール管理の運用を教えていただければ、サポスケで再現できるかどうか回答いたします。質問は、こちらから受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

画像引用:https://www.smartattack.jp/
Smart Attackは、現場の報告の手間を減らすためのアプリです。
清掃業界とビルやマンションの管理など、ビルメンテナンスの様々な仕事で導入されています。
Smart Attackは地図と連携して作業場所の確認と写真のアップロードにより簡単に報告書を作成できます。
また、受けた報告は素早く担当者に共有され、素早い対応ができます。また、報告内容をデータ化し分析を可能にすることで、エクセルでの報告書の作成管理のコストを削減します。
さらに操作性にも優れており、ドロップダウンや手書きなど、様々な操作方法が利用できます。
公式サイトはこちら
主な機能
その他機能はこちら

画像引用:https://www.cyzen.cloud/about_company
cyzenは営業の訪問を管理するためのアプリですが、リフォーム・設備・建築業界向けの訪問作業cyzenと、清掃業種向けの清掃cyzenも提供されています。
cyzenは訪問を最適化するために、地図上で訪問場所と顧客情報を管理が可能で、今まで紙で行っていた作業もスマホでできるようになるでしょう。
報告書の作成も容易で、自由に変更できるカスタマイズ性の高い報告書が作成可能です。また、その報告書をもとに、歩数や現場にチェックインした数などの数値を自動で集計可能で、成果を確認しやすいのも特徴です。
また、その報告書による顧客情報の共有も簡単で、事務員は現場スタッフからの報告書をリアルタイムで確認できます。
また、独自の機能としてリピート提案があります。顧客の設備に合わせて適切なフォローアップを提案してくれるので、OB客の管理も簡単に行えるでしょう。
導入の際も説明会も開催しており、使いこなせるか不安といった方でも安心して導入できます。
設備管理用cyzenの公式サイト:https://www.cyzen.cloud/casestudy/renovation
清掃業界向けのcyzen公式サイト:https://www.cyzen.cloud/casestudy/building_maintenance
主な機能
その他機能はこちら

今回は、ビルメンテナンスシステムのアプリを紹介しました。アプリを導入することで、業務の効率化のみならず人材の定着等のメリットもあるため、ビルメンテナンス会社の利益を上げるためには、アプリの導入がおすすめです。
アプリ同士の機能で被っているものもありますが、特化している機能は異なります。
自社の業務で最も負担になっていることは何か見極めた上で、その機能に特化したツールを導入しましょう。

ビルメンテナンスのスタッフのスケジュール管理で、このような悩みはありませんか?
このようなエクセルやホワイトボードのスケジュール管理に悩んではいるものの、直感的な操作性から手放せずにいる方も多くいます。
弊社のスケジュール管理サービス「サポスケ」は、ホワイトボードやエクセルの使いやすさを維持しつつ、情報共有のしやすさを両立するため開発されました。
開発してから、現場の人からの話を聞きシンプルさを維持しつつも、現場で便利な機能を続々リリースしております。
資料は無料でダウンロードいただけます、スケジュール管理に頭を悩ませている方こそ、ぜひ「サポスケ」ご検討ください。

サポスケについて、実際の画面を確認しながら更に詳細を知ることができます。
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