2025年12月02日
この記事では、電気工事に役立つアプリを、勉強、電気工事業のバックオフィス業務、フロントオフィス業務など目的別に紹介しています。
アプリの選ぶ際は、電気工事に特化しているものを選ぶことが重要ですが、現状では電気工事に特化したアプリは多く、目的によっては電気工事専用でないアプリを選ぶ必要がある場合もあります。
この記事では、大変なアプリ探しを少し楽にするため、使いやすいアプリを厳選して紹介します。なお、電気工事に特化したアプリはアプリ名の左に☆をつけているので参考にしてみてください。

アプリを選ぶ際のポイント1つ目は、サポート体制が充実しているかどうかです。
特に、これまでアナログ中心で業務を進めていた場合、急にアプリを導入しても、なかなか定着せず、十分に活用できないことがあります。
そのような事態を防ぐためにも、導入後の定着を支援してくれるサポート体制があるかを必ず確認しましょう。
業務用のアプリでは、セミナーや電話対応などにより定着支援している場合もあるため、支援の有無を確認すると良いでしょう。
アプリを選ぶ際のポイント2つ目は、データの共有が簡単かどうかです。
共有が必要なデータには、シフト・訪問先などのスケジュール情報のほか、図面や写真などの資料が含まれます。
電気工事業界では、複数の現場を担当したり、図面などの資料を持つ必要があることから、共有が必要な情報量が多くなりがちです。
そのため、情報共有が自動化できるアプリを導入すると、共有漏れのリスクが減るだけでなく、LINEで個別に送る手間も削減できます。
「無料=良い」「有料=悪い」というわけではなく、長期的に見て費用を回収できるかを基準に判断することが大切です。
業務用アプリは有料のものも多いですが、紙やエクセルで代用できる部分もあるため、費用対効果を慎重に見極める必要があります。
有料アプリと無料アプリを選ぶ際は、以下の点を確認するとよいでしょう。
特に、スタッフ数が多い(目安:5人以上)場合は、有料プランの方が結果的に効率化しやすい傾向があります。
たとえば、紙でスケジュール管理をしていた会社が有料アプリを導入すると、スケジュール共有の電話連絡や転記作業の時間が削減されます。
また、目に見える工数削減だけでなく、残業時間の減少による採用のしやすさ向上、スタッフのストレス軽減など、数値化しづらいメリットも得られます。
一人当たりの削減時間が少なくても、人数が多ければ掛け算で効率化効果が大きくなり、導入メリットが増します。
弊社の事例でも、利用人数が5人を超えるとアプリ導入に踏み切る企業が多く、ひとつの目安になるでしょう。
また、中途半端にアプリを導入するとあまり効果が得られないこともあります。ありがちな例は以下の通りです。
このように、業務ごとにアプリを行き来すると、かえって非効率になります。
そのため、1つのアプリで複数の業務が完結できるものを選ぶ方が、結果的に負担が減ります。
また、有料アプリではヒューマンエラーを防ぐための機能が使えることが多く、ミスによる信用低下の防止や、リカバリー作業の削減にもつながります。
弊社では、GoogleカレンダーやTimeTreeなどの、スケジュール管理ツールを徹底比較する資料をご用意しております。
30秒ほどでダウンロード可能です。ツールごとの強みや弱みを詳しく知り、スケジュール管理を効率化したい方に向けた内容になっております。

電気工事系の勉強に使えるアプリを紹介します、主に第二種電気工事士の勉強に使えるアプリを紹介します。

俺の電工2種-第二種電気工事士の筆記試験アプリは、(俺の電工2種)は、第二種電気工事士の筆記試験の過去24年期分の筆記試験問題を収録した試験対策アプリです。
平成21年〜令和4年の午前と午後までの合計24回分の問題1400問を収録しており、シンプルなクイズ形式で利用できるため、スキマ時間での勉強に最適です。
また、出題も理論基礎、施工方法など分類分けされているので、苦手分野が明確な人は、その部分だけ重点的に使うといった使い方もできるでしょう。
他にも試験対策アプリはありますが、俺の電工2種はシンプルなデザインが特徴です。
また、俺の電工2種はiPhoneのみ対応となっています(2025年11月現在)。Androidで試験対策アプリを探している場合は、次に紹介するアプリをご利用ください。
公式サイトはこちら

画像引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.zerokara_denkou_2&hl=ja
ゼロから学べる電気工事士2種/学科試験の基礎学習&過去問対策も、電気工事士2種の過去問対策に使えるアプリです。
ゼロから学べる電気工事士2種は、過去問がまとまっているだけでなく、基礎知識の確認→実際の過去問といった流れでの学習できるため、電気回路などの知識が少ない人でも取り組みやすい構成になっています。
試験勉強で「何から始めればよいかわからない」という人でも、アプリを進めていくうちに理解が深まるでしょう。
口コミでも解説がわかりやすいとのコメントも多くあり、一問一問形式でじっくり取り組みたい人におすすめです。
公式サイトはこちら

続いては、スケジュール管理や会計などバックオフィス系の業務に使えるアプリを紹介します。

画像引用:https://saposuke.jp/
電気工事のおすすめアプリ3つ目は、サポスケです。
サポスケは、スケジュール管理に特化した業務用のアプリです。
サポスケは電気工事業でも多く導入されており、シンプルなデザインによる使いやすさが評価されています。
特におすすめなのは、1日のうちに複数現場を回るスタッフがいる会社です。
予定が多いとGoogleカレンダーやホワイトボードでは表示が複雑になりがちですが、サポスケなら案件単位・スタッフ単位など、柔軟な表示切り替えができるため視認性が高くなります。
さらに、スケジュールを補助するオプション機能も豊富です。
例として、
などがあり、業務全体を効率化できます。
サポスケの料金は利用する人数やプランにより異なるので、各自お問い合わせください。
公式サイトはこちら

画像引用:https://biz.moneyforward.com/accounting/
マネーフォワードクラウドは、会計や給与計算をはじめ、バックオフィス業務に幅広く対応したクラウド型アプリです。
経費精算・請求書発行などの経理財務機能に加えて、人事労務、電子契約などの法務・総務領域までカバーしており、バックオフィス全体をまとめて効率化できます。
インターネット環境があればどこでも作業できるため、リモートワークを推進したい企業にも適しています。
画面構成もわかりやすく、どのボタンでどの機能が使えるのかが直感的に理解しやすい点も魅力です。
料金は企業規模に応じたプランがあり、たとえばスモールビジネスプランは月額4,480円(年払いの場合)です。
プランごとに使える機能が異なるため、効率化したい業務に合わせて選ぶとよいでしょう。
公式サイトはこちら

画像引用:https://column.nippoukun.bpsinc.jp/beyond-nippoukun/
日報くんは、プルダウン形式で日報を簡単に作成できるアプリです。
インターネット上で日報提出ができるため、作成・提出・集計に時間がかかっている会社では大幅な効率化が期待できます。
画面もシンプルで操作がわかりやすいため、アルバイトの方や機械操作が苦手な人でも使いこなしやすい点がメリットです。
日報にはコメント機能もあり、コメントがつくと通知が届くため、連絡の見落としを防ぐことができます。
料金は人数により異なりますが、公式サイト上で人数を入力すると自動計算されます。一度シミュレーションしてみると良いでしょう。
公式サイトはこちら

電圧などの数値を計算したり、図面の共有など、現場で活躍することの多いアプリを紹介します。

画像引用:https://www.nihon-oa.com/products/55/
ポケ電は、電気工事でよく使う数値を自動計算してくれるアプリです。シンプルで直感的に使えるデザインのため、操作方法を調べる必要もほとんどありません。
ポケ電で計算できる内容は次の通りです。
料金は無料で、iPadにも対応しています。
公式サイトはこちら(公式サイトがないため、App Storeに行きます)

SPIDERPLUSは、図面や写真を整理し、現場での情報管理を効率化できるアプリです。
建設業を中心に利用されていますが、電気工事の図面管理にも適しており、図面管理・写真管理(電子黒板)・資料閲覧・帳簿作成の4つの基本機能で現場をサポートします。
図面と写真を紐付けて撮影場所を記録できるほか、図面上で指摘箇所や進捗状況を確認できるため、現場の状況把握がしやすい点も強みです。
料金は要問い合わせとなっているため、利用を検討する場合は公式サイトから問い合わせるとよいでしょう。
公式サイト(電気工事版)はこちら

画像引用:https://www.kensetsu-cloud.jp/genbaplus/
現場PLUSは、工事の進捗管理や工程表の作成ができるアプリです。
工程表はテンプレートを選び、期間を入力するだけで作成できるため、工程管理に慣れていない人でも簡単に使い始められます。
複数工程を一括管理でき、見やすいレイアウトが特徴です。進捗報告も工程表上でワンタッチで行えます。
また、チャット機能も備えており、現場で起こりがちな「言った・言わない」のトラブルを防ぐことができます。
さらに、危険作業の際には危険予知(KY)活動を管理でき、確認しないと入場できない仕組みによって安全面の対策にも役立ちます。
公式サイトはこちら


画像引用:https://www.ctx.co.jp/kizuku2_pr/
Kizukuは、チャットを中心に図面・工程管理など多彩な機能を備えた現場管理アプリです。
トーク画面はLINEのようなインターフェースで、既読状況も確認できるため、
現場での情報共有がスムーズに行えます。
工程の開始・終了などをスタンプで報告できる手軽さも特徴です。図面管理では、図面への書き込みが直感的に行えます。
他にも、プロジェクト管理、入退場管理など幅広い機能を備えており、汎用性の高い現場管理ツールを求める方におすすめです。
公式サイトはこちら

電工広場は、電気工事の協力会社募集に特化したアプリです。
協力会社を募集したり、案件に応募したりできるため、仕事探しや協力会社探しを効率的に行えます。
案件は報酬・地域などで絞り込みができ、スムーズに条件に合った案件を探すことが可能です。
また、協力会社側の「発注意欲」などの情報も確認できるため、信頼できる相手を見つける際にも役立ちます。
公式サイトはこちら

画像引用:https://www.notion.so/notion/Media-Kit-205535b1d9c4440497a3d7a2ac096286
Notionは高いカスタマイズ性が特徴のアプリで、電気工事業に必要な顧客管理の表なども、自分で項目を作成することで再現できます。
作成に多少の手間はかかりますが、独自の業務フローに合わせて柔軟にカスタマイズできる点が最大の魅力です。
表のテンプレートも公開されているため、デザインに自信がない人でも問題なく始められます。顧客管理だけでなく、社内のあらゆる情報をNotionで一括管理することも可能です。
紙・Excel・その他ツールなど複数の形式で情報が散らばっている場合でも、Notionへ少しずつ移行することで業務効率化が進みます。
基本機能は無料で利用でき、Notionは利用者も多いためノウハウも豊富です。まずは試験的に導入してみるのも良いでしょう。
公式サイトはこちら

今回は、電気工事に役立つアプリをいくつかの種類に分けて紹介しました。
アプリの導入は難しいと感じることもあるかもしれませんが、サポートが充実しているサービスなどを選ぶことで簡単に導入できるできます。
自社の課題に合わせたアプリを少しづつ導入していけば、現場の混乱も少なくスムーズに移行できるでしょう。
もしもスタッフのスケジュール管理に課題を感じているのであれば、弊社のスケジュール管理サービス「サポスケ」をご利用ください。
サポスケは、エクセルやホワイトボードでのスケジュール管理では、情報共有に課題を感じている方や、Googleカレンダーでは、ホワイトボードのように細かい項目を入力できないといった悩みを持つ方におすすめです。
サポスケの導入にあたっては、企業ごとの環境構築から進めるため従来のホワイトボードやエクセルの使用感をそのまま電子化することが可能です。
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