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2025年7月30日

スケジュール管理とは?個人とチームのやり方を解説

コラムその他

「やることが多すぎて、何から手をつければいいか分からなくなる」 「計画を立てても、予定どおりに進んだ試しがない」 「チームの予定がうまく共有できず、確認や調整に時間を取られる」

仕事でスケジュール管理に取り組む方にとって、こうした悩みは尽きないものです。

スケジュール管理は、限られた時間で成果を出すための土台となる仕事の基本スキルです。一方で、「自分一人の予定を管理する場合」と「チームや現場など複数人の予定を管理する場合」では、押さえるべきポイントが大きく異なります。この違いを意識しないまま自己流で続けてしまうと、なかなか成果につながりません。

本記事では、スケジュール管理とは何かという基本から、個人とチームそれぞれのやり方、主な管理方法とアプリの選び方までを、わかりやすく解説します。自分の状況に合った進め方を見つける参考にしてみてください。

目次

スケジュール管理とは?目的と重要性

スケジュール管理とは、対応すべき仕事を洗い出し、それぞれを「いつ・どの順番で・どれくらいの時間で進めるか」を計画し、予定どおりに実行できるよう管理することを指します。単に予定を書き留めるだけでなく、タスクの全体像を把握し、時間を配分するところまでを含む点がポイントです。

スケジュール管理が重要とされるのには、大きく3つの理由があります。

信用につながる

納期や約束を守れることは、ビジネスにおける信用の基盤です。スケジュールを管理できていれば、期限の遅れや対応漏れを防ぎやすくなり、取引先や顧客からの信頼を損なうリスクを抑えられます。

業務を効率化できる

やるべきことと順番が整理されていれば、「次は何をしよう」と迷う時間が減ります。限られた時間でもスピーディーに仕事を進められるようになり、生産性の向上につながります。

ワークライフバランスを保てる

無理のない計画を立てて実行できれば、残業や持ち帰り仕事を減らせます。仕事の見通しが立つことで精神的な余裕も生まれ、仕事と生活のバランスを保ちやすくなります。

スケジュール管理は「個人」と「複数人」で考え方が異なる

ひとくちにスケジュール管理といっても、「自分一人の予定を管理する場合」と「チームや現場など複数人の予定を管理する場合」では、重視すべきことが変わります。まずはこの違いを押さえておきましょう。

観点

個人のスケジュール管理

複数人のスケジュール管理

主な目的

自分の時間とタスクを使いこなす

全員の予定を共有し、滞りなく回す

重視すること

優先順位・時間配分・抜け漏れ防止

情報共有・担当の割り当て・属人化の防止

つまずきやすい点

予定を詰め込みすぎる/後回しにする

最新情報が伝わらない/特定の人に依存する

向いている道具

手帳・カレンダーアプリ

共有しやすいアプリ・ホワイトボード

このように、個人と複数人ではノウハウの方向性が異なります。次章からは、それぞれのやり方を分けて解説します。

【個人編】自分のスケジュールを管理するやり方

自分一人のスケジュール管理では、限られた時間のなかでタスクを抜け漏れなくこなすことが目的になります。スケジュール管理が上手い人は、次の5つを習慣にしています。

タスクをすべて書き出して可視化する

頭の中だけで管理しようとすると、抜け漏れが起こりやすくなります。まずは抱えているタスクをすべて書き出し、全体量を「見える化」することが出発点です。紙やアプリ、付箋など方法は問いませんが、いったん一か所に集めることで、「思っていたより量が多い」「似た作業がまとまっている」といった気づきも得られます。毎日のルーティンワークだけでなく、週次・月次で発生する業務も書き出しておくと、より正確に全体像をつかめます。

優先順位をつける

書き出したタスクには、重要度と緊急度を基準に順番をつけます。目の前のことから手をつけるのではなく、「いま本当にやるべきこと」から進めることが大切です。緊急度と重要度の2軸で4つに分けて整理すると、つい後回しにしがちな「重要だが急ぎではない仕事」を見落とさずに済みます。優先順位のつけ方は仕事のスケジュール管理の方法でも詳しく解説しています。

所要時間を見積もる

それぞれのタスクに、どれくらいの時間がかかるかを見積もっておきます。見積もりが甘いと、期日直前になって慌てることになりがちです。期日から逆算して、いつ着手するかまで決めておくと安心です。慣れないうちは、実際にかかった時間を記録しておくと、次回からの見積もりがしやすくなります。

バッファ(予備の時間)を持たせる

予定を詰め込みすぎると、急な対応が入っただけで計画が崩れます。想定外のトラブルや割り込みを見込んで、ある程度余裕を持たせて計画を立てましょう。目安として、1日のうち2〜3割ほどは予定を入れない時間を確保しておくと、突発的な依頼にも落ち着いて対応できます。

予定と実績のズレを振り返る

立てた予定をやりっぱなしにせず、「実際にどうだったか」を振り返ることで、次の見積もりの精度が上がります。1日の終わりに5分だけ振り返る時間を設けるなど、習慣にする工夫がおすすめです。この積み重ねが、スケジュール管理が上手い人とそうでない人の差につながります。

なお、こうした個人のテクニックはスケジュール管理のコツ10選でさらに詳しく紹介しています。

複数人のスケジュール管理でよくある「落とし穴」

複数人が関わるスケジュール管理は、個人のタスク管理とはつまずき方が変わります。各自の予定を「共有」し、「誰が何を担当するか」を調整する必要があるためです。弊社がこれまで現場仕事の企業から聞いてきたなかでも、次のような「あるある」が繰り返し見られます。自社に当てはまるものがないか、確認してみてください。

落とし穴①:予定がエクセル・LINE・電話に散らばる

スケジュールはエクセル、急ぎの連絡はLINE、細かい調整は電話や口頭……というように、情報の置き場所が分かれてしまうケースはよくあります。こうなると「どれが最新の予定か」を確認するだけで時間を取られ、見落としや伝達ミスの温床になります。

落とし穴②:変更のたびに「全員へ連絡」で手が止まる

現場では、急な予定変更や天候による段取り直しが日常的に発生します。そのたびに一人ひとりへ連絡していては手間がかかるうえ、伝え忘れや、古い情報のまま動いてしまう人が出てきます。「連絡し直す」こと自体が大きな業務になってしまうのです。

落とし穴③:予定が「一人の頭の中」にしかない

スケジュールの全体像を特定の担当者しか把握していない状態も、現場では珍しくありません。その人が休んだり退職したりすると予定が回らなくなり、ノウハウごと失われてしまいます。エクセルで作り込んだ管理表を、作った本人しか修正できないというケースも同じ構図です。

落とし穴④:ダブルブッキングや手配漏れが定期的に起きる

管理が属人的になり、確認の仕組みがないと、予定の重複(ダブルブッキング)や入力漏れ、協力会社への共有漏れが起こりやすくなります。一件ずつは小さなミスでも、積み重なると顧客の信頼を損ないかねません。

複数人・現場のスケジュール管理を成功させる4つのポイント

こうした落とし穴を防ぐには、次の4つを意識することが効果的です。落とし穴①〜④に対応した対処法といえます。

情報の置き場所を一本化する

全員が同じ場所を見れば最新の状況がわかる状態を作ることが第一歩です。置き場所がまとまっているだけで、確認や連絡の手間は大きく減り、「どれが最新か」で迷うこともなくなります。

担当の割り当てを明確にする

「誰がどの現場・案件を担当するか」をはっきりさせることが欠かせません。割り当てが曖昧だと、対応漏れや、一部の人にだけ業務が偏るといった問題が生まれます。人と予定をひも付けて管理できる仕組みがあると、誰がどれだけ動いているかが見えるため、配置の調整や負担の平準化がしやすくなります。

属人化を防ぎ、誰でも全体を把握できるようにする

誰が見ても予定がわかるようにしておくことが、属人化を防ぐうえで重要です。担当者の不在で予定が止まったり、引き継ぎで苦労したりするリスクを抑えられます。

変更をその場で全員に共有する

更新すれば全員に即座に共有される仕組みを整えておくと、個別連絡の手間と伝達ミスの両方を減らせます。現場の急な変更にも、慌てず対応できるようになります。

スケジュール管理にお困りの方は

弊社では、Googleカレンダーやホワイトボードなどの、スケジュール管理ツールを徹底比較する資料をご用意しております。

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スケジュール管理の方法とツールの選び方

スケジュール管理の方法は、大きく「手帳・紙」「エクセル・スプレッドシート」「ホワイトボード」「アプリ」の4つに分けられます。それぞれ個人向き・複数人向きの傾向があるため、自分の状況に合うものを選びましょう。

方法

向いている対象

メリット

デメリット

手帳・紙

個人

直感的に使える・記憶に残りやすい

変更が多いと書き直しが大変・共有が難しい

エクセル・スプレッドシート

個人〜複数人

自由な形に設定できる・工夫しだいで見やすい

大勢への共有がしづらい・スマホで見づらい

ホワイトボード

複数人(現場)

自由度が高い・全員が一目で確認できる

書き換えが大変・外出先からは見られない

アプリ

個人〜複数人

共有しやすい・無料のものもある

種類が多く選ぶのが大変

どの方法が合うかは、次の3つの軸で考えると選びやすくなります。第一に「使う人数」です。自分一人なら手帳やカレンダーアプリで十分ですが、複数人なら共有しやすいツールが前提になります。第二に「変更の頻度」です。予定の変更が多いほど、書き直しの少ないデジタルな方法が向いています。第三に「外出の有無」です。現場や外回りが多い場合は、スマートフォンから確認・更新できることが欠かせません。

手帳・紙(個人向き)

手帳や紙は、思いついたことをすぐ書き留められる手軽さが魅力です。個人の予定管理には十分ですが、変更が多い場合や複数人で共有したい場合には向きません。詳しくは手帳でのスケジュール管理で解説しています。

エクセル・スプレッドシート(個人〜複数人)

エクセルは、項目を自由に設定でき、自社に合った管理表を作れる点が強みです。一方で、同時編集や外出先からの確認には弱さがあります。テンプレートを活用すると効率的に始められるため、エクセルのスケジュール管理テンプレートもあわせてご覧ください。

ホワイトボード(複数人・現場向き)

ホワイトボードは、事務所内で全員が一目で予定を確認できる点が強みです。一方で、外出先からは見られず、書き換えの手間もかかります。詳しくはホワイトボードでのスケジュール管理で解説しています。

アプリ(個人〜複数人)

スケジュール管理アプリは、共有のしやすさとスマホ対応が魅力です。無料で使えるものも多く、個人から大人数のチームまで幅広く対応できます。カレンダーアプリの選び方はカレンダーでのスケジュール管理も参考になります。代表的なアプリは次のとおりです。

項目

Googleカレンダー

TimeTree

Microsoft Outlook

サポスケ

利用場面

ビジネス

プライベート

ビジネス

ビジネス

おすすめ人数

小〜中規模

小規模

小〜中規模

小〜大規模

操作性

多機能

多機能

多機能

シンプル

料金

基本無料

基本無料(プレミアム月額300円)

基本無料(Microsoft 365は有料)

有料

共有機能

※対応OSや最新バージョンは変更される場合があるため、各アプリのApp Store・Google Play・公式サイトでご確認ください。

Googleカレンダー

おすすめのスケジュール管理アプリ1つ目は、Googleカレンダーです。Googleカレンダーは、小〜中規模のチームのスケジュール管理をするのに適しているアプリです。Googleカレンダーは無料で使える上、広告が表示されない点や様々なスケジュール管理アプリと連携ができることから多くの利用者がいます。

例えば、Google To DoリストやGoogle KeepなどのGoogle関連のアプリとの連携も可能で、後に紹介するTimeTreeとの連携も可能です。オンラインの会議を設定したいときも、予定作成のときにボタンひとつでGoogle Meetのリンクを発行できるので、オンラインでの会議などが多い会社の場合便利です。また、人毎に予定を表示させたり非表示にすることも簡単にできるため、TimeTreeよりも大人数でも使用しやすいです。

また、Googleカレンダーのweb版では、ガントチャートのような表示にすることも可能なため、予定が多くても比較的見やすいです。弊社の事例などから、5人以上でカレンダーを共有すると予定が多く見づらくなってしまうため、5人以上の利用を考えている場合は、別のアプリを検討するとよいでしょう。また、Googleカレンダーは機能が多いため、ITに不慣れな社員だと使いこなすのに苦労することもあるでしょう。

TimeTree

おすすめのスケジュール管理アプリ2つ目は、TimeTree(タイムツリー)です。TimeTreeは、仕事とプライベートで使うカレンダーアプリを一つにまとめたいと思っている方におすすめです。TimeTreeでは、エイプリルフールや選挙の投票日などの日付も表示されるなどの特徴もあります。

TimeTreeでは、有料プランに加入することで画像の添付も可能です。画像の添付で、旅行の写真を残してアルバムのように、プライベートで活躍させることも可能です。ビジネスでは、工事のビフォーアフターを報告するために写真の添付を使う人もいるなど幅広い使い方が可能です。大人数になると予定が見づらくなってしまいますが、TimeTreeには公開カレンダー機能があり、不特定多数の人にカレンダーを共有することができるので、イベントなどの予定を不特定多数の人に公開したいときに役立ちます。

一方TimeTreeは今回紹介するGoogleカレンダーなどのアプリと比較すると、操作がやや複雑です。例えば、TimeTreeでは、予定の表示を月間表示やリスト表示のように自由に変更できますが、iOSの場合、表示形式変更のために、画面左下の予定ボタンを長押しする必要があるなど、操作に慣れが必要な部分もあります。そのため、ITに不慣れな社員が多い場合、使い方に苦労することもあるでしょう。

Microsoft Outlook

Microsoft Outlookは、メールと予定表が一体になった、ビジネスで広く使われているアプリです。WordやExcelなどのOfficeアプリ、Web会議のTeamsと連携できる点が大きな特徴です。

受け取ったメールから予定を作成したり、会議の出欠を調整したりと、メールを中心に仕事を進める職場に向いています。Outlook自体は無料で使えますが、Office製品やより高度な機能まで使う場合は、Microsoft 365(有料)の契約が必要です。すでに社内でOfficeやTeamsを利用している場合は、連携のしやすさから第一候補になるでしょう。

サポスケ

おすすめのアプリ4つ目は、サポスケです。サポスケは、操作が簡単で見やすいアプリを探している、あるいは既存のアプリではカスタマイズ性がたりず、会社ごとのこだわりをアプリで表示したいと思う方におすすめです。特に、現場仕事の会社様向けの作りとなっており、現場作業のスケジュール管理を効率化したい会社様におすすめです。

サポスケとは、GoogleカレンダーやTimeTreeのような共有のしやすさとホワイトボードやエクセルのようなカスタマイズ性を重視した、業務用のスケジュール管理アプリです。カスタマイズ性では、案件別表示やシフト表示などをはじめとした項目から表示を選ぶ事が可能で、ボタンひとつで自由に見やすい表示に変更できます。

また、サポスケは管理者と従業員用の2つのモードがあり、管理者モードでは権限等細かな設定、従業員用では余計な機能を排除し必要最低限の機能に絞り、シンプルな使いやすさを保っています。

スケジュール管理のよくある質問

最後に、スケジュール管理に関するよくある質問をまとめました。

Q1:やることが多すぎて混乱する

まずは、抱えているタスクをすべて書き出して可視化することから始めましょう。頭の中だけで管理しようとすると抜け漏れが起きやすくなります。書き出したうえで優先順位をつければ、何から手をつけるべきかが見えてきます。

Q2:予定どおりに実施できない

予定を詰め込みすぎている可能性があります。各タスクの所要時間を見積もり、予備の時間(バッファ)を持たせて計画すると、急な対応が入っても予定が崩れにくくなります。具体的なコツはスケジュール管理のコツ10選で紹介しています。

Q3:チームの予定がうまく共有できない

予定の置き場所が複数に分かれていることが原因として考えられます。全員が同じ場所を見れば最新の状況がわかるよう、情報を一本化することが大切です。共有のしやすいアプリを使うと、変更もその場で全員に伝わります。

Q4:無料で使えるアプリを知りたい

GoogleカレンダーやTimeTree、Microsoft Outlookなどは基本無料で利用できます。ただし、大人数での共有や現場での利用には機能面で限界があるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

Q5:スケジュール管理が続かない

最初から完璧を目指すと、かえって続きにくくなります。まずは「毎朝その日のタスクを確認する」など、一つの習慣だけに絞って始めるのがおすすめです。使う道具も、多機能なものより、自分が無理なく使えるシンプルなものから始めると定着しやすくなります。

Q6:紙とアプリ、どちらで管理すべきか

自分一人の予定で、手書きのほうが頭に入りやすいと感じるなら、紙でも問題ありません。一方で、予定の変更が多い場合や、チームで共有したい場合はアプリのほうが向いています。両方を併用し、思考の整理は紙、共有が必要な予定はアプリ、と使い分ける方法もあります。

まとめ:個人とチームで「やり方」を使い分けることが成功の鍵

スケジュール管理は、自分一人の予定を管理する場合と、チームや現場など複数人の予定を管理する場合とで、押さえるべきポイントが異なります。個人では「可視化・優先順位・時間配分・振り返り」が、複数人では「情報の一本化・担当の割り当て・属人化の防止・即時共有」が鍵になります。

まずは自分がどちらの場面でスケジュール管理をしたいのかを意識し、それに合った方法とツールを選ぶことが、スケジュール管理を成功させる第一歩です。

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この記事を書いた人

藤井友輝

Paintnote株式会社 / 代表取締役 藤井友輝

現場仕事のスケジュール管理とDX推進に7年携わり、会社としてこれまで累計1,300社以上のスケジュール管理の相談実績を持つ。2018年Plug and Play Japan入社後、不測の事態が多発する現場の管理実態に直面し、2019年に独立。

100社以上のヒアリングを経て、「変数の多い環境下でのスケジュール管理こそが経営の要である」と確信し、2023年にスケジュール管理アプリ「サポスケ」を開発。

現在は、スケジュール管理の最前線で磨き上げた「急な変更にも柔軟に対応できる実践的な管理ノウハウ」として発信している。

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