作成日:2024年5月5日更新日:2026年8月31日
スケジュール管理方法|管理職の時間が足りない原因と4ステップ
この記事を書いた人

Paintnote株式会社 / 代表取締役 藤井友輝
現場仕事のスケジュール管理に7年携わり、1,300社以上の相談実績をもとに「サポスケ」を開発。現場で磨いた実践的な管理ノウハウを発信中。
現場仕事のスケジュール管理とDX推進に7年携わり、会社としてこれまで累計1,300社以上のスケジュール管理の相談実績を持つ。2018年Plug and Play Japan入社後、不測の事態が多発する現場の管理実態に直面し、2019年に独立。
100社以上のヒアリングを経て、「変数の多い環境下でのスケジュール管理こそが経営の要である」と確信し、2023年にスケジュール管理アプリ「サポスケ」を開発。
現在は、スケジュール管理の最前線で磨き上げた「急な変更にも柔軟に対応できる実践的な管理ノウハウ」として発信している。

「会議と打ち合わせで1日が埋まり、自分の作業が定時後にしか進まない」 「メンバーが今どれだけ抱えているのかが見えず、仕事を振る判断ができない」 「予定変更の連絡だけで午前中が終わってしまう」
部署やチームをまとめる管理職の方にとって、こうした「スケジュール管理」の悩みは尽きないものです。
管理職のスケジュール管理が難しいのは、管理する力が足りないからではありません。自分の予定とメンバーの予定という、性質のちがう2つの予定を同時に抱えているという、立場そのものに理由があります。一般的なスケジュール管理術が管理職にうまく当てはまらないのは、そのほとんどが「自分1人の予定」を前提に書かれているためです。
本記事では、管理職のスケジュール管理が難しくなる理由を整理したうえで、自分の時間を守る4ステップを解説します。あわせて、チームの予定を見える化するやり方と、手順を整えても時間が戻らない場合に見直すべき「管理方法そのもの」の選び方まで扱います。総務・経理・営業事務といった内勤部門をまとめる方にも、そのまま当てはめていただける内容です。

目次
- 管理職のスケジュール管理が難しい3つの理由
- 理由① 自分の予定とメンバーの予定を同時に抱えているため
- 理由② 差し込みの依頼が管理職に集中するため
- 理由③ 予定の変更が本人以外に伝わらないため
- 3つの理由は「予定を作る時間」と「予定を確認する時間」に化ける
- スケジュール管理の方法|自分の時間を守る4ステップ
- ステップ①:1週間分のタスクをすべて書き出す
- ステップ②:タスクごとに所要時間を見積もる
- ステップ③:緊急度と重要度で優先順位をつける
- ステップ④:1日の2割を空けておく
- スケジュール管理の方法|チームの予定を見える化する4つのやり方
- やり方①:予定の置き場所を1つにまとめる
- やり方②:変更を伝えるルールを決めておく
- やり方③:仮の予定と確定した予定を区別する
- やり方④:共有の作業を自動化する
- 自分の時間が戻らないときは、管理方法そのものを見直す
- 手帳・紙のスケジュール帳
- Excel・スプレッドシート
- カレンダーツール(Googleカレンダー・Outlookなど)
- スケジュール管理ツール
- 見直しの判断基準
- スケジュール管理がうまくいかないときの立て直し方
- 週に1回、15分の振り返り時間をつくる
- 見積もりと実績のズレを記録する
- 抱えているタスクを手放す
- スケジュール管理の方法に関するよくある質問
- まとめ:チームの予定は、管理職の時間に余白があってはじめて見える
- 予定の共有と変更の反映を自動化する「サポスケ」
管理職のスケジュール管理が難しい3つの理由

はじめに、管理職のスケジュール管理がうまく回らなくなる構造を確認します。原因がわかると、あとの手順のどれが自分に効くのかを判断しやすくなります。
理由① 自分の予定とメンバーの予定を同時に抱えているため
管理職のスケジュール管理が難しい理由の1つ目は、「自分の予定とメンバーの予定を同時に抱えているため」です。
一般の担当者であれば、管理する対象は自分の予定だけです。ところが管理職になると、そこにメンバーの予定が重なります。しかもこの2つは連動していて、メンバーの進み具合が遅れれば、その確認やフォローがそのまま自分の予定に入り込んできます。
つまり管理職の予定は、自分だけでは決められない部分を常に含んでいるということです。自分の予定を先に固めても、メンバー側の事情で崩れる。この前提を踏まえずに1日を分単位で埋めてしまうと、崩れたときに立て直せなくなります。
理由② 差し込みの依頼が管理職に集中するため
管理職のスケジュール管理が難しい理由の2つ目は、「差し込みの依頼が管理職に集中するため」です。
承認、判断、他部署との調整、トラブル対応、メンバーからの相談。これらはいずれも「その人でなければ進まない仕事」であり、しかも予定表には最初から載っていません。1件あたりは5分や10分でも、1日に10件重なれば1時間以上が消えます。
やっかいなのは、この時間があとから振り返っても何に使ったか思い出しにくい点です。「今日は何もしていないのに終わった」という感覚は、多くの場合この差し込み時間の積み重ねによって生まれています。
理由③ 予定の変更が本人以外に伝わらないため
管理職のスケジュール管理が難しい理由の3つ目は、「予定の変更が本人以外に伝わらないため」です。
予定は決めた瞬間から変わり始めます。問題は変わること自体ではなく、変わったことが関係者に伝わらないことにあります。
よくあるケースが、「変更を伝えたつもりが伝わっていなかった」という声です。担当者どうしがメールや電話で直接調整した変更が組織全体に共有されず、あとから食いちがいが発覚するというケースは、業種を問わず起きています。同じ内容を複数のExcelに手入力していて片方だけ更新が漏れる、という話も少なくありません。
こうした「伝達の抜け」は、個人の注意力ではなく仕組みで防ぐべき問題です。
3つの理由は「予定を作る時間」と「予定を確認する時間」に化ける
ここまでの3つは、別々の問題に見えて、最後は同じところに行き着きます。管理職の時間が「予定を作る作業」と「メンバーの予定を確認する作業」に吸い取られる、という結果です。
メンバーの予定と自分の予定を突き合わせるから、予定を組むのに時間がかかります。差し込みが入るたびに組み直すので、その作業が1日に何度も発生します。変更が伝わらないので、確認の連絡が往復します。
そして、ここにかかる時間の長さは、本人の段取りのうまさよりもいまどの方法で予定を管理しているかでほとんど決まります。手帳に書いている職場と、全員のカレンダーを重ねて表示できる職場とでは、「メンバーの予定を確認する」という同じ行為にかかる時間が10倍以上ちがってきます。
本記事では、まず自分の時間を取り戻す手順を解説し、そのうえで管理方法そのものの見直し方を扱います。
スケジュール管理の方法|自分の時間を守る4ステップ

ここからは具体的な方法に入ります。まず取りかかっていただきたいのは、メンバーの予定ではなく自分の予定です。自分の時間に余白がない状態でチームの予定を見ようとしても、確認する時間そのものが取れないためです。
ステップ①:1週間分のタスクをすべて書き出す
最初のステップは、頭のなかにあるタスクをすべて外に出すことです。
このとき大切なのは、粒度をそろえることです。「決算対応」と「請求書の押印をもらう」が同じ行に並んでいると、どちらも1件として扱われ、見積もりが大きく狂います。半日以上かかりそうなものは、1〜2時間で終わる単位まで分けておきます。
会議のような「すでに時間が決まっているもの」と、資料作成のような「自分で時間を確保しにいくもの」は、分けて書き出しておくと次のステップが進めやすくなります。
ステップ②:タスクごとに所要時間を見積もる
2つ目のステップは、書き出したタスクに所要時間を書き添えることです。
スケジュールが崩れる原因の多くは、タスクの数ではなく見積もりの甘さにあります。「30分で終わるつもりが2時間かかった」が3つ重なれば、その日の予定はまず成立しません。
見積もりのコツは、過去に同じ作業をしたときの実績を思い出すことです。「たぶんこれくらい」で置いた数字は、ほぼ例外なく短くなります。はじめのうちは、直感で出した時間に1.5倍をかけたものを見積もりとして扱うと、実態に近づきやすくなります。
ステップ③:緊急度と重要度で優先順位をつける
3つ目のステップは、優先順位づけです。ここでは緊急度と重要度の2軸で分ける方法が広く使われています。
緊急度が高い | 緊急度が低い | |
|---|---|---|
重要度が高い | すぐ着手する(トラブル対応・当日締切) | 時間を確保して守る(改善・育成・仕組みづくり) |
重要度が低い | 任せる・簡略化する(定例報告・軽い問い合わせ) | やらない判断をする(惰性で続く作業) |
管理職にとって要になるのは、右上の「重要度が高く、緊急度が低い」領域です。業務改善、メンバーの育成、仕組みづくりといった仕事はすべてここに入りますが、締切がないため後回しにされ続けます。
この領域だけは、先に予定表へ書き込んでしまうのがおすすめです。空いた時間にやろうとしても、その時間は差し込みで埋まります。
ステップ④:1日の2割を空けておく
4つ目のステップは、予定を入れない時間をあらかじめ確保することです。
理由②で触れたとおり、管理職の1日には差し込みが入るものです。予定を100%埋めた時点で、その日は崩れることが確定していると言ってもよいでしょう。
目安として、1日の2割ほど、8時間勤務であれば1時間半程度を空けておくと、突発の対応が入っても後続の予定に響きにくくなります。まとめて1コマ取るよりも、午前と午後に分けて30〜45分ずつ置くほうが機能しやすい傾向があります。
差し込みがなかった日は、ステップ3で挙げた「重要度が高く、緊急度が低い」仕事にあてれば、時間が無駄になることもありません。
スケジュール管理の方法|チームの予定を見える化する4つのやり方

自分の時間に余白ができたら、次はメンバーの予定です。ここでの目的は、メンバーの行動を細かく把握することではありません。必要なときに、探さずに予定がわかる状態をつくることです。
やり方①:予定の置き場所を1つにまとめる
1つ目のやり方は、予定の置き場所を1か所に集約することです。
チームの予定が見えない原因は、情報がないことではなく、情報が散らばっていることにあります。会議の予定はカレンダー、締切はExcel、急な変更はチャット、といった状態では、全体像を知るために3か所を見に行かなければなりません。
置き場所を1つに決めるときは、メンバーが最も開く頻度の高い場所を選ぶことが重要です。管理職にとって使いやすいツールを選んでも、メンバーが開かなければ更新されず、結局は形だけの予定表になります。
やり方②:変更を伝えるルールを決めておく
2つ目のやり方は、予定が変わったときの伝え方をあらかじめ決めておくことです。
具体的には、次の3点を決めておくと迷いが減ります。
- どこに書くか:変更は予定表に反映する。口頭やチャットだけで済ませない
- 誰に伝えるか:影響を受ける人の範囲をあらかじめ決めておく
- いつまでに伝えるか:「わかった時点ですぐ」を基本とする
ここで気をつけたいのは、電話や口頭での連絡を「確実な手段」として運用しないことです。その場では伝わったように見えても記録が残らないため、あとから確認できず、聞いた側の記憶ちがいも防げません。急ぎの用件で電話を使う場合も、予定表を直したうえで補足として使う、という順番にしておくと安全です。
やり方③:仮の予定と確定した予定を区別する
3つ目のやり方は、仮押さえの予定と確定した予定を見分けられるようにすることです。
これは見落とされがちですが、実務では大きな差になります。予定表の上では両方とも同じ「予定」として表示されるため、まだ確定していない打ち合わせを確定扱いしてしまい、別の依頼を断ってしまうことが起こります。逆に、確定した予定を仮だと思い込んで二重に入れてしまうこともあります。
こうした「仮と確定の見分けがつかない」という悩みは、業種を問わず挙がるものです。対策そのものは難しくなく、色を分ける、タイトルの先頭に「【仮】」と付ける、といった簡単なルールで防げます。チーム内で表記をそろえておくことが前提です。
やり方④:共有の作業を自動化する
4つ目のやり方は、共有そのものを人の手から離すことです。
予定表をExcelで作り、PDFに変換してメールやチャットで配る、という運用をされている職場は今も多くあります。この方法は、変更のたびにPDFを作り直して送り直す必要があるため、更新が重なるほど負担が増えていきます。しかも受け取った側は、手元のPDFが最新版かどうかを判断できません。
クラウド上のカレンダーやスケジュール管理ツールを使うと、1か所を直せば全員の画面に反映されるため、共有という作業自体がなくなります。管理職の手間が減るだけでなく、「最新版がどれかわからない」という混乱もあわせて解消できます。
スケジュールとタスクをまとめて管理する方法については、スケジュールとタスク管理をこれ1つで!一元管理できるおすすめツール10選と活用のコツでも詳しく解説しています。
自分の時間が戻らないときは、管理方法そのものを見直す

ステップ1〜4で予定の組み方を整えても、しばらくすると元に戻ってしまう。そう感じる場合は、段取りではなく管理方法のほうに原因があると考えたほうが早く進みます。
理由は2つあります。
1つは、せっかく空けた余白が、予定を作る作業と確認の作業に埋め戻されるためです。前の章で触れたとおり、この2つにかかる時間は管理方法でほぼ決まります。方法が古いままだと、時間の使い方をどれだけ工夫しても、削られる量のほうが大きくなります。
もう1つは、やり方1〜4が手段によっては実行そのものができないためです。予定の置き場所を1つにまとめる(やり方1)にも、共有を自動化する(やり方4)にも、それが可能な手段でなければ手の打ちようがありません。手帳や、社内のPCの中にしかないExcelでは、この2つはどう工夫しても実現できません。
そこで本章では、代表的な4つの管理方法を、管理職の時間を実際に奪っている3つの作業の観点から比較します。
管理方法 | 予定を作る手間 | メンバーの予定を確認する手間 | 変更を共有する手間 |
|---|---|---|---|
手帳・紙 | 小(自分の分だけ) | 大(本人に聞くしかない) | 大(書き写す・撮影して送る) |
Excel・スプレッドシート | 中(毎回組み直す) | 中(開ける場所が限られる) | 大(作り直して送り直す) |
カレンダーツール | 小(枠を置くだけ) | 小(重ねて表示できる) | 小(直せば全員に反映) |
スケジュール管理ツール | 小(前回分を複製できる) | 小(担当別に一覧できる) | 小(直せば全員に反映) |
手帳・紙のスケジュール帳
手帳は、自分の予定を自分だけで管理する範囲であれば今でも実用的です。開いた瞬間に全体が見え、書き込む速さでは他のどの手段にも負けません。
ただし、管理職の時間を奪っている3つの作業のうち、手帳が解決できるのは1つもありません。メンバーの予定を知るには本人に聞くしかなく、変更を伝えるには書き写すか撮影して送るしかないためです。チームの予定を手帳で持っている状態は、確認と共有の時間がそのまま管理職の負担として残り続けることを意味します。
自分の予定は手帳、チームの予定は別の手段、と役割を分けて使うのが現実的です。
Excel・スプレッドシート
Excelやスプレッドシートは、縦にメンバー、横に日付を並べた一覧表を自由に組めることが強みです。チーム全体の動きを1画面で把握でき、ガントチャート形式にすれば案件の重なりや遅れも見えるようになります。「確認する手間」を減らす効果は、手帳よりはるかに大きい方法です。
問題が出るのは「共有する手間」です。ExcelをPDFに変換してメールやチャットで配る運用では、変更のたびに作り直して送り直すことになります。この作業は変更の回数だけ発生するため、予定が動く職場ほど負担が増えていきます。
もう1つ、ファイルが社内のPCにしかない場合も注意が必要です。外出先や在宅勤務のときに確認できず、確認のためだけに電話をかけるという逆転が起きます。クラウド上のスプレッドシートに置き換えるだけでも、確認と共有の手間はかなり下がります。ここは費用をかけずに着手できるため、見直しの第一歩としておすすめできます。
Excelでの管理表の作り方は、【エクセル】業務のスケジュール管理表の簡単な作り方-テンプレートや関数も紹介で手順を紹介しています。
カレンダーツール(Googleカレンダー・Outlookなど)
GoogleカレンダーやOutlookの予定表は、3つの作業のすべてに効く方法です。メンバーごとのカレンダーを色分けして重ねて表示すれば、空いている時間がひと目でわかり、確認のために声をかける必要がなくなります。会議の調整にかかる時間も大きく縮みます。変更はその場で全員の画面に反映されるため、共有という作業自体が消えます。
実際の運用例としても、メンバーごとに色を割り当てて共有カレンダーを表示している職場は多く見られます。使い方としてはシンプルですが、「誰が今どこにいるか」を把握する目的であれば十分に機能します。
内勤部門であれば、まずここまで移行できれば管理職の時間はかなり戻ります。苦手なのは、予定に担当や案件を紐づけて管理することです。「この案件に誰と誰を割り当てているか」を横断的に見たい場合、カレンダーの表示形式では追いにくくなります。
スケジュール管理ツール
スケジュール管理に特化したツールは、予定に加えて担当者・案件・顧客といった情報をまとめて扱えます。誰がどの案件に、いつ、どれくらい関わっているかを1つの画面で確認できるため、確認の手間が減るだけでなく、仕事の偏りにも気づけるようになります。前回分の複製から予定を組めるため、「作る手間」そのものを小さくできる点もカレンダーツールとの差です。
導入時には、自社の業務に合わせた初期設定と、メンバーに使ってもらうまでの働きかけが必要になります。そのぶん、いったん定着すれば管理職の手間は大きく減ります。
ツールごとの機能や選び方は、【完全版】おすすめのスケジュール管理アプリ16選|業種・用途別の選び方で詳しく比較しています。共有機能を重視して選びたい方は、【ビジネス】共有に強いスケジュール管理アプリおすすめ12選!チーム連携を加速させるツールもあわせてご覧ください。
見直しの判断基準
どこまで移行すべきかは、いま何にいちばん時間を取られているかで決まります。
いまの状態 | 見直しの方向 |
|---|---|
メンバーの予定を聞いて回っている | カレンダーツールで重ねて表示する |
変更のたびに表を作り直して配っている | クラウド上に置き、配る作業をなくす |
案件ごとの担当が一覧で見えない | 案件と予定を紐づけられるツールを検討する |
予定を組めるのが自分だけになっている | 複数人で編集できる状態にする |
すべてを一度に変える必要はありません。3つの作業のうち、いちばん時間を取られているものから1つだけ手をつけるほうが、定着しやすくなります。
スケジュール管理がうまくいかないときの立て直し方

手順を整えても、予定どおりに進まない週は出てきます。大切なのは、崩れたまま放置しないことです。
週に1回、15分の振り返り時間をつくる
もっとも効果が出やすいのは、週末や週明けに15分だけ振り返りの時間を取ることです。
見るのは次の3点で十分です。
- 予定どおりに終わらなかったタスクはどれか
- 予定になかったのに発生した仕事は何だったか
- 来週の「重要度が高く、緊急度が低い」仕事をどこに置くか
この15分を予定表に固定で入れてしまうことがポイントです。空いた時間にやろうとすると、まず実行されません。
見積もりと実績のズレを記録する
振り返りのときに、見積もった時間と実際にかかった時間を並べて記録しておくと、自分の見積もりのくせがつかめてきます。
「資料作成はいつも1.5倍かかる」「会議は前後に15分の余波がある」といった傾向がわかれば、次の週から見積もりの精度が上がります。数週間続けるだけでも、予定の崩れ方は目に見えて変わります。
抱えているタスクを手放す
振り返って「そもそも量が多すぎる」とわかった場合は、手順の改善では追いつきません。タスクを減らす判断が必要になります。
判断の目安は、その仕事が自分でなければできないかどうかです。承認や対外的な判断は手放せませんが、資料の下ごしらえ、日程の一次調整、定例の集計といった作業は、多くの場合メンバーに任せられます。任せることは、メンバーにとっては経験を積む機会にもなります。
メンバー側の管理力を高める方法については、部下のスケジュール管理能力を上げるコツ5選|できない部下の特徴やおすすめのツールを紹介!で解説しています。
スケジュール管理の方法に関するよくある質問

Q. メンバーの予定をどこまで把握しておくべきでしょうか。
A. 分単位で追う必要はありません。「今週どの仕事を持っているか」「いつが山場か」の2点がわかれば、仕事を振る判断はできます。細かく追いすぎると管理職側の時間が奪われるうえ、メンバーにとっても監視されている感覚につながりやすくなります。
Q. メンバーが予定表を更新してくれません。
A. 多くの場合、更新の手間が大きいことが原因です。項目が多すぎないか、スマートフォンから更新できるか、開くまでに何回操作が必要かを見直してみてください。入力項目を減らすだけで定着することもあります。
Q. 会議で1日が埋まってしまう場合はどうすればよいでしょうか。
A. まず、会議を曜日でまとめることをおすすめします。毎日1件ずつ入っている状態は、そのたびに作業が中断されるため、実際の拘束時間以上に生産性が下がります。定例会議については、時間を半分にしても成立しないかを一度検討してみるのもよいでしょう。
Q. ツールを導入すれば管理はうまくいくのでしょうか。
A. ツールは共有と反映の手間を減らしますが、優先順位づけや見積もりまでは代わってくれません。本記事のステップ1〜4を整えたうえで導入すると、効果が出やすくなります。
まとめ:チームの予定は、管理職の時間に余白があってはじめて見える

スケジュール管理の方法として、自分の時間を守る4ステップ、チームの予定を見える化する4つのやり方、そして管理方法そのものの見直し方を解説してきました。
管理職のスケジュール管理でつまずきやすいのは、メンバーの予定を整えることから手をつけてしまう点です。自分の1日が差し込みで埋まっている状態では、チームの予定を確認する時間も、仕組みを整える時間も取れません。先に自分の時間に余白をつくり、その余白でチームの予定を見にいく。この順番が、管理職のスケジュール管理では要になります。
そのうえで、手順を整えても時間が戻らない場合は、段取りではなく管理方法を疑ってみてください。管理職の時間を奪っているのは「予定を作る作業」と「メンバーの予定を確認する作業」であり、この2つにかかる時間は、本人の工夫よりもどの方法で管理しているかで決まるためです。時間の使い方を変えるより、時間の減り方そのものを変えるほうが効きます。
予定の共有や変更の伝達といった「手間はかかるが判断のいらない作業」は、仕組みに任せられる部分です。ここを人の手から離すほど、管理職が本来向き合うべき判断や育成に時間を使えるようになります。
スケジュール管理の基本的な考え方については、スケジュール管理とは?個人とチームのやり方を解説もあわせてご覧ください。
予定の共有と変更の反映を自動化する「サポスケ」

「スケジュールを組めるのが自分しかいない」「変更のたびに全員へ連絡して回っている」といったお悩みはありませんか。
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導入企業の事例
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