工事スケジュール管理で起こる問題と効率化する方法やツールの選定基準を解説 

2023年04月03日

工事スケジュール管理における人員配置や情報共有でお困りの方もいるはずです。

スケジュール管理では変数が多く、また広く企業で導入されているホワイトボードやExcelでのスケジュール管理も、企業が求めるすべての要件を満たすことが難しいためです。

本記事では、現在の工事スケジュール作成や共有に課題感を持つ方に向けて、管理方法ごとのメリット・デメリット、管理方法の選定基準を解説します。

工事スケジュール管理を効率化したい方は、当記事を参考にしてください。

目次

工事スケジュール管理の役割と期待できる効果

工事スケジュール管理の役割と期待できる効果について3つ紹介します。

  • 工事の進捗を可視化する
  • 工程ミスなどのトラブルを未然に防ぐ
  • 生産性の向上

進捗管理を通じて工事全体の状況を把握できることは、建設現場での重要な役割です。

特に大規模な工事では、ガントチャートを活用することで作業計画を視覚化し、工程を一目で確認できます。

また、現場では作業の進行を可視化するために、グラフや表を利用することで効率化が実現されるでしょう。

工事の進捗を可視化する

1つ目は、工事の進捗を可視化することで、全体の状況が把握しやすくなることです。

スケジュールを一覧で確認できるようにすることで、どの工程が完了し、どの作業が遅れているかが一目でわかります。これにより、必要に応じて迅速な調整が可能です。

スケジュールを可視化することで、作業員や関係者全員が同じ情報を共有できます。これにより、認識のズレやコミュニケーション不足が解消され、作業の効率が上がるでしょう。

特に、大規模な工事現場では、全員が現状を正しく理解していることが重要です。

そして、スケジュールを可視化することにより、進捗状況をリアルタイムで確認できるため、問題が発生した際に早期対応が可能になります

たとえば、資材の不足や人員の不足が予測される場合、事前に対策を講じることで工期遅延を防げます。

このように、進捗の可視化は工事の成功に直結すると言えるでしょう。

工程ミスなどのトラブルを未然に防ぐ

2つ目は、工程ミスを未然に防ぐために、計画段階でのスケジュール作成が重要であることです。

詳細なスケジュールを作成することで、作業の重複や工程の抜け漏れを事前に防ぐことが期待できるでしょう。

さらに、トラブル防止には関係者間の連携が不可欠です。スケジュールを共有することで、各自の役割や作業内容が明確になり、認識の違いによるミスが減少するでしょう。

特に、多くの作業員が関わる工事では、このような管理が求められます。

他にも、トラブルを未然に防ぐ手段として、予備日を設定することも効果的です。計画通りに進まない場合でも、余裕を持たせたスケジュールがあれば、工程全体への影響を最小限に抑えられます。

このように、事前の準備と連携がトラブル防止の鍵と言えるでしょう。

生産性の向上

3つ目は、工事スケジュール管理を徹底することで、生産性が向上する点です。

スケジュールが明確であれば、作業員は自分の役割を正確に理解し、無駄な動きを減らせます。これにより、効率的に作業を進めることが可能です。

適切なスケジュール管理は、リソースの最適配分にもつながります。人員や資材の必要量をあらかじめ把握することで、無駄を省きながら作業を進めることができるでしょう。結果として、コスト削減にも期待できます。

そして、生産性を向上させるためには定期的な進捗確認も重要です。進捗を可視化し、問題があれば即座に修正を加えることで、計画通りの進行を維持できます。

生産性向上にはスケジュール管理の工夫が欠かせないと言えるでしょう。

ここまで、工事スケジュール管理の役割と期待できる効果について解説してきました。次項では、工事スケジュール管理ができていないことで起きてしまう問題やリスクについて紹介します。

工事スケジュール管理ができていないことで起こる問題

工事スケジュール管理が不十分だとトラブルの原因になります。よく起こりやすいトラブルは以下の3つです。

  • 人材や経費のムダが発生する
  • 信用が低下するリスクがある
  • 受注機会の損失リスクがある

人材や経費のムダが発生する

スケジュール管理が不十分な際に起こる問題1つ目は、適材適所に人員を配置できず、不要な経費が発生することです。

スケジュール管理が非効率で、時間を効率的に使えていない場合、職人や作業員の持ち時間が増えることによる無駄な人件費や、残業による人件費の増加にも繋がります。

また、スケジュールの共有がうまくできていないことにより、作業が重複するリスクや、現場の変更点が伝わらずに、誤った場所に行ったり、作業をミスしてしまい、無駄な時間が発生することも考えられます。

信用が低下するリスクがある

スケジュール管理が不十分な際に起こる問題2つ目は、信用が低下するリスクがある点です。

スケジュール管理が非効率で、1つの案件にかけられる時間が少なくなる場合、納期までに間に合わなくなることや、品質が低下することにより、信用を失うリスクも考えられます。

また、情報共有がうまくいかないと関係者間で認識の齟齬が生まれ、トラブルや工事のやり直しにつながることもあるでしょう。

また、見積もった工数に対して配置する人数が少ないと職人に大きな負担がかかることになります。職人が長時間労働をすると集中力が続かなくなり、ミスが増え品質の低下につながります。

また、納期に間に合わない場合は、自社の企業だけでなく、関係会社にも迷惑がかかることも考えなければなりません。その結果、発注者や協力会社との信頼関係が損なわれ、将来的な取引にも悪影響を及ぼす可能性があります。

受注機会の損失リスクがある

スケジュール管理が不十分な際に起こる問題3つ目は、スケジュールの作成や共有に多くの時間がかかることにより、受注機会損失のリスクがある点です。

日々のスケジュール管理が非効率であったり、作業時間の見積もりが甘い場合、無駄な時間が発生します。それにより、スケジュールが埋まりやすくなり、多くの受注機会がある場合でも、多忙を理由に、案件を断らざるを得なくなります。

逆に、スケジュール管理が効率的な場合は、時間を有効に活用できることにより、空いた時間で別の案件を行うことが可能になるでしょう。

また、案件を処理できないと売り上げを上げる機会を損失してしまうのはもちろんのこと、会社や個人としての信用が下がる恐れもあります

ここまで、スケジュール管理が不十分な際に起こりがちな問題について見てきました。スケジュール管理を効率的に行うにはどうしたら良いのかと迷っている方も多いのではないでしょうか?そこで次章では、工事におけるスケジュール管理方法について見ていきます。

工事スケジュール管理方法

ます。職人が長時間労働をすると集中力が続かなくなり、ミスが増え品質の低下につながります。

工事スケジュールの管理方法は主に3つあります。

  • アナログ(紙やホワイトボード)
  • Excel・スプレッドシート
  • スケジュール管理ソフト

ここでは各管理方法の特徴を整理していきます。

アナログ(紙やホワイトボード)

紙やホワイトボード黒板は、すぐに取り入れることができるためITに馴染みのない建設業でも広く利用されています。しかしその反面、情報の共有漏れや手間が多くなりやすい特徴があります。

他にも、リアルタイムでの進捗確認が難しく、電子ツールとの併用が求められる場合もあります。

メリット

  • ITリテラシーが必要ない
  • 初期投資を抑えられる

デメリット

  • 確認漏れや共有漏れが起きやすい
  • 急な変更に対して柔軟性が低い
  • 手書きの文字であるため識字できないことがある
  • スケジュール確認のために出社が必要になる

Excel・スプレッドシート

Excelやスプレッドシートは、自社の運用に合わせてある程度自由にスケジュールを作成できる特徴があります。

Excelは柔軟な編集が可能ですが、スケジュール入力に時間がかかりやすいという課題があります。また、スケジュールを効率的に作成するためには、ネットワーク環境が必要不可欠です。

メリット

  • ITリテラシーがそれほど必要ない
  • 使い慣れたツールで作成できる
  • 初期投資が不要である
  • スケジュールを共有しやすい

デメリット

  • ノウハウが蓄積するまで継続的な改修作業が必要である
  • スケジュール管理に特化したツールではないため機能面で限界がある
  • スマホでの視認性が悪い

スケジュール管理ソフト

スケジュール管理ソフトを活用すれば、スケジュール作成や共有時の煩わしさを改善できる可能性があります。ソフトによってはスケジュール管理以外の機能を備えているものもあり、広い範囲での業務効率化を目指すことができます。

専用ソフトを使えば、作業計画やタスクを担当者ごとに割り振り、自動で通知する機能を備えたソフトがあります。これにより、安全に管理でき全体の効率が向上するでしょう。

メリット

  • スケジュール管理に関する課題を改善できる可能性がある
  • スケジュール管理に特化したツールのため機能が充実している
  • スマホでの視認性が良く、共有の手間が少ない

デメリット

  • 投資・ランニングコストが必要である
  • 複雑だとITリテラシーの低い人には使いこなせない

ここまで、工事スケジュールの管理方法を3つ解説しました。次項では、紹介した中の一つである「スケジュール管理ソフト・アプリ」についておすすめ10選を紹介します。

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ10選

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリは、以下の10選になります。

  • ①サポスケ:現場のスケジュール管理のために開発されたアプリ
  • ②KANNA:初期費用・月額0円〜利用可能なコストパフォーマンスに優れたソフト
  • ③現場ポケット:使いやすさと現場管理に特化したソフト
  • ④PROSHARE:小規模工事現場を主とする工務店向けのソフト
  • ⑤ 施工管理+α:現場管理から受発注まで行えるソフト
  • ⑥段取太郎;職人会社が作ったスケジュール管理ソフト
  • ⑦anymore:現場の方が一番使いやすい形を追求したオールインワン施工管理アプリ
  • ⑧TimeTree:業界問わず人気のスケジュール管理アプリ
  • ⑨ダンドリワーク:図表などの情報を一括管理できる変更アプリ
  • ⑩ANDPAD:クラウドベースの施工管理ソフト

各ソフト・アプリの詳細は以下になります。

ソフト名費用公式サイト
サポスケ初期費用+月額料金https://saposuke.jp/
KANNA初期費用:0円
月額料金:0円〜
※料金は見積もりを依頼して決まる
https://lp.kanna4u.com/
現場ポケット初期費用:0円

月額料金:
年間契約「11,880円(税込)」月額契約「13,200円(税込)」無料トライアル:最大2ヶ月間
https://gempo.info/?identifier=gemba-tech&utm_medium=affiliate
PROSHARE初期費用:33,000円
年間費用:99,000円〜
https://www.conit.site/?p=gemba-tech
施工管理+α初期費用:220,000円
月額費用:19,580円〜
無料トライアル:2ヶ月間
https://lp.plus-alpha.com/
段取太郎【月額料金発生プラン】
初期費用:220,000円
月額費用:23,980円/月

【買い取りプラン】
ライセンス買い取り:1,306,800円
保守運用費:2,200円/月

※価格は全て税込
http://lp.dandori-taro.com/pc/
anymore初期費用:0円
月額費用:要問合せ
無料トライアル:1ヶ月
https://lp.anymore.co.jp/?promo_tech=true
TimeTree基本無料

【有料プラン】
月額300円(初月無料)年額3000円
https://timetreeapp.com/intl/ja
ダンドリワーク初期費用:20万円~
月額利用料:19,800円/月~
https://dandori-work.com/
ANDPAD初期費用+月額費用+オプション費https://andpad.co.jp/

それぞれのソフトの特徴や機能、価格について詳しく解説していくので参考にしてください。

①サポスケ:現場のスケジュール管理のために開発されたアプリ

画像引用:https://saposuke.jp/

ソフト名サポスケ
価格初期費用+月額料金
公式サイトhttps://saposuke.jp/
運営会社Paintnote株式会社

サポスケは、現場のスケジュール管理のために開発されたアプリです。

サポスケは、シンプルな使いやすさ、情報共有のしやすさ、高いカスタマイズ性に優れています。サポスケはITが苦手な人でも使いやすくするために、あえて機能を絞っています。

これにより、「現場の人間が使いこなせるか心配」といった考えや、忙しくてツールの使い方を教える暇がないといった方でも安心して導入できます。

また、サポスケはスケジュール管理表の軸や表示を自由にカスタマイズできることから、ホワイトボードやエクセルのように、表示を変更しやすい点が特徴です。

さらに、スケジュールの共有も自動で行われるため、スケジュールの共有忘れなどのミスを防ぐことができます。

サポスケは、操作が直感的なツールを探している人、他のアプリを使っていたが、エクセルやホワイトボードの使用感が再現できなかったといった人におすすめです。

サポスケの公式サイトは以下のURLです。

公式サイト:https://saposuke.jp/

②KANNA:初期費用・月額0円〜利用可能なコストパフォーマンスに優れたソフト

画像引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.aldagram.kanna&hl=ja

ソフト名KANNA
価格初期費用:0円月額料金:0円〜※料金は見積もりを依頼して決まる
公式サイトhttps://lp.kanna4u.com/
運営会社株式会社アルダグラム

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ2つ目は、KANNAです。

工事コストをおさえたい企業にとって、おすすめな選択肢と言えるでしょう。

なぜなら、初期費用や月額が0円から始められるため、導入ハードルが低いからです。

例えば、インターネット上でスケジュールや書類をまとめて管理できるので、どこからでも作業進捗を把握できます。その結果、紙ベースでの情報共有にかかる時間を削減し、現場とオフィスの連携ミスを抑えることにつながるでしょう。

さらに、請求や受発注管理も一部機能で支援しているため、トータルの業務負担を軽減できると考えられます。

公式サイト:https://lp.kanna4u.com/

③現場ポケット:使いやすさと現場管理に特化したソフト

画像引用:https://gempo.info/lp03

ソフト名現場ポケット
価格初期費用:0円
月額料金:
年間契約「11,880円(税込)」
月額契約「13,200円(税込)」
無料トライアル:最大2ヶ月間
公式サイトhttps://gempo.info/?identifier=gemba-tech&utm_medium=affiliate
運営会社株式会社アステックペイント

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ3つ目は、現場ポケットです。

スマホ操作が苦手な方でも扱いやすい設計となっているため、多くの現場で利用されているスケジュール管理ソフトです。画面表示がシンプルで、必要な機能がまとめられているため、操作性に優れているのもポイントです。

職人や協力会社とのメッセージ送受信をスケジュール表と同時に確認できるので、連絡漏れを防ぎやすいでしょう。

また、写真の共有や施工状況の記録にも対応しており、口頭だけでは説明しにくい情報を正確に残せます。

その結果、ミスが減るだけでなく、作業後の振り返りもしやすくなり、次の工事の質を高めることにもつながると考えられます。

公式サイト:https://gempo.info/

④PROSHARE:小規模工事現場を主とする工務店向けのソフト

画像引用:https://www.conit.site/

ソフト名PROSHARE
価格初期費用:33,000円
年間費用:99,000円〜
公式サイトhttps://www.conit.site/
運営会社株式会社建設システム

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ4つ目は、PROSHAREです。

PROSHAREは、建設業界での使用に適したソフトで、特に小規模な現場での仕組み作りに役立ちます。利用者はプロジェクトのタスクを簡単に確認できるため、工程の進行をスムーズに進められるでしょう。

具体的には、シンプルでわかりやすい操作性が特徴です。たとえば、工事のスケジュールや進捗状況を簡単に管理できる画面構成が用意されています。

また、余計な機能が省かれているため、現場スタッフが直感的に利用しやすいと言えます。

PROSHAREのもう一つの特徴は、過去の工事データを簡単に参照できる点です。これにより、類似案件での計画立案や見積もり作成の際に役立てることができます。

さらに、写真や図面の共有機能もあり、現場と事務所間での情報連携がスムーズに行えます。

小規模現場に特化した効率的な管理ツールを探している方には、PROSHAREが適していると言えるでしょう。

公式サイト:https://www.conit.site/

⑤ 施工管理+α:現場管理から受発注まで行えるソフト

画像引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.construction_management&hl=ja

ソフト名施工管理+α
価格初期費用:220,000円月額費用:19,580円〜無料トライアル:2ヶ月間
公式サイトhttps://lp.plus-alpha.com/
運営会社株式会社ブレイブ

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ5つ目は、施工管理+αです。

このソフトは、現場管理だけでなく受発注管理まで対応できる点が特徴です。

スケジュール管理と合わせて、資材の発注状況や在庫情報を一括で確認できます。たとえば、工事に必要な資材が不足する前にアラートが表示されるため、工期遅延を未然に防ぐことができます。

さらに、進捗報告や写真の記録機能も備えているため、工事の全体像を把握しやすいと言えます。現場の状況を簡単に共有できるため、関係者間の連携が向上するでしょう。

施工管理+αは、現場業務の効率化だけでなく、全体の業務負担を軽減したい方におすすめのソフトです。

公式サイト:https://plus-alpha.com/ 

⑥段取太郎;職人会社が作ったスケジュール管理ソフト

画像引用:http://lp.dandori-taro.com/pc/

ソフト名段落太郎
価格月額料金発生プラン】初期費用:220,000円月額費用:23,980円/月【買い取りプラン】ライセンス買い取り:1,306,800円保守運用費:2,200円/月価格は全て税込
公式サイトhttp://lp.dandori-taro.com/pc/
運営会社株式会社メガステップ

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ6つ目は、段取太郎です。段取太郎は、職人会社が開発したソフトであり、現場目線の機能が豊富に搭載されています。

ユーザー同士のスケジュールを細かく管理できるため、作業の調整がスムーズです。また、週単位での作業予定を視覚的に確認できるカレンダー機能が便利です。

さらに、段取太郎では、作業工程やチェックリストを一括管理することが可能です。これにより、段取りミスを防ぎつつ、工期内に作業を終えるための計画が立てやすくなります。

初期費用が220,000円かかってしまいますが、機能性を重視するという方にはおすすめのツールです。

公式サイト:http://lp.dandori-taro.com/pc/

⑦anymore:現場の方が一番使いやすい形を追求したオールインワン施工管理アプリ

画像引用:https://lp.anymore.co.jp/

ソフト名anymore
価格初期費用:0円月額費用:要問合せ無料トライアル:1ヶ月
公式サイトhttps://lp.anymore.co.jp/?promo_tech=true
運営会社Anymore株式会社

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ7つ目は、anymoreです。

anymoreは、現場作業を効率化するために設計されたオールインワンの施工管理アプリです。

施工管理はLINEで完結するため、多くのアプリを併用する手間もなくなります。また、LINE一つで、施工予定の確認・現場情報の確認・報告まで一元管理るため業務効率も向上するでしょう。

さらに、グループチャット機能を使って、現場と事務所の連携を強化できます。これにより、急な変更点や追加作業の指示も即座に共有できるため、トラブルを減らせます。

anymoreの導入実績と利用者の声は以下の通りです。

  • 電気工事:anymore施工管理を導入し、申し送り事項がLINEで共有されることにより、トラブルの発生が劇的に減少
  • エアコン工事:anymore施工管理はLINEで利用することもでき、わかりやすいUIなので、直感的に利用を開始できた
  • 太陽光施工:協力店の職人さんの施工スケジュールの把握のために、毎回電話やFAXでスケジュールを確認していたが、今ではLINEからリアルタイムで正確な情報が届くようになった

このように、anymoreは現場作業を効率的に進めるための実用性を追求したツールと言えるでしょう。

公式サイト:https://lp.anymore.co.jp/

⑧TimeTree:業界問わず人気のスケジュール管理アプリ

画像引用:https://timetreeapp.com/intl/ja/brand-resources

ソフト名TimeTree
価格基本無料
有料プランあり月額300円(初月無料)年額3000円
公式サイトhttps://timetreeapp.com/intl/ja
運営会社株式会社TimeTree

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ8つ目は、TimeTreeです。TimeTreeは、業界を問わず幅広く使われているスケジュール共有アプリです。

たとえば、工事現場のスタッフ同士で簡単にスケジュールを共有できる点が特徴です。また、無料で使えるため、コストをかけずに利用を始められるのもメリットでしょう。

ただし、工事特有の機能は搭載されていないため、写真管理や進捗報告には別のツールが必要になる可能性もあります。

それでも、シンプルな操作性とカレンダー機能の使いやすさが多くの現場で評価されています。TimeTreeは、コストを抑えながら基本的なスケジュール管理を行いたい方におすすめと言えるでしょう。

公式サイト:https://timetreeapp.com/intl/ja

⑨ダンドリワーク:図表などの情報を一括管理できる変更アプリ

画像引用:https://dandori-work.co.jp/

ソフト名ダンドリワーク
価格初期費用:20万円~月額利用料:19,800円/月~
公式サイトhttps://dandori-work.com/
運営会社株式会社ダンドリワーク

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ9つ目は、ダンドリワークです。ダンドリワークは、図面や工程表の一括管理が便利です。

たとえば、図面や工程表を一括管理できる機能があり、最新情報を即座に確認できます。これにより、関係者全員が同じ情報を基に作業を進めることができ、ミスを防げます。

さらに、変更履歴を記録しておけるため、後からの確認作業もスムーズです。

こうした特徴により、ダンドリワークは工事現場での変更対応を効率化するツールと言えるでしょう。

公式サイト:https://dandori-work.com/

⑩ANDPAD:クラウドベースの施工管理ソフト

画像引用:https://andpad.jp/news/1111

ソフト名ANDPAD
価格初期費用+月額費用+オプション費
公式サイトhttps://andpad.co.jp/
運営会社アンドパッド

工事におすすめのスケジュール管理ソフト・アプリ10個目は、ANDPADです。ANDPADは、クラウドベースで施工管理を行うための多機能ソフトです。

スケジュール管理だけでなく、図面や写真、書類の共有も一括で行えます。これにより、現場とオフィスの情報連携が円滑になり、打ち合わせの時間を削減が期待できます。

さらに、セキュリティ面にも配慮した設計となっており、権限設定でデータの閲覧範囲を管理可能です。

こうした特徴から、大規模なプロジェクトにも対応しやすいと言えます。ANDPADは、工事現場全体の効率化を目指す方におすすめなソフトとなるでしょう。

公式サイト:https://andpad.co.jp

以上、工事におすすめのアプリ10選でした。次章では、アプリの選び方を見ていきましょう。

工事スケジュール管理方法を選ぶ際に考慮すべきポイント

上にあげた3つの工事スケジュールの管理方法を選ぶ際、ご紹介したそれぞれの特徴に加え、さらに次の点を考慮する必要があります。

  • 流動的なスケジュールの対応力
  • 操作性
  • 利用環境や互換性
  • コスト

流動的なスケジュールの対応力

以下の条件が多いほど、アナログ管理やExcel・スプレッドシートの管理には不向きですのでスケジュール管理ソフトの検討をおすすめします。

  • 同時進行している現場の数が多い
  • 抱えている職人さんの数が多い
  • 工事期間が短く、人員の配置作業が頻繁に発生する
  • スケジュールの職人さんへの共有に手間がかかっている

逆に条件に当てはまらない場合はアナログやExcel・スプレッドシートでの管理でも十分に対応できる可能性があります。

操作性

特にスケジュール管理ソフトを導入する場合、人員配置責任者や職人さんが抵抗なく継続的に使えるかを重視してください。

操作画面が複雑だと、利用が定着する前にアプリの使用をやめてしまう可能性が高まります。

スケジュール管理ソフトの中には、工程管理業務に必要な多くの機能を備えたものもあります。多機能=複雑というわけではありませんが、できる限りシンプルな操作性である方が職人さんに好まれます。

利用が定着するか不安な方は、必要機能だけが搭載されたシンプルなツールを選びます。

利用環境や互換性

アナログ管理の場合は考慮する必要はありませんが、Excel・スプレッドシート、ソフトを導入する場合はOSやバージョンとの相性があるため、利用環境や他ツールとの互換性を確認しておかなければいけません。

現在では昔に比べ、それほど考慮する必要性はなくなってはいますが、購入したのに使えないとコストがムダになるため、事前チェックも念の為しておきましょう。

コスト

3つの管理方法にて発生するコストを具体的に見ていきます。

アナログ管理で日々発生するコストは、

  • 紙代
  • インク代
  • ホワイトボードマーカー購入代

といったものになります。ホワイトボード管理をする場合は初回に限り本体の購入代も加算されます。

Excel・スプレッドシート管理で日々発生するコストは、Excel利用のためのライセンス費用になりますが、Excelのスマホ版やスプレッドシートは無料で使用することができます。

スケジュール管理ソフトはソフトによって異なりますが月額費用が毎月発生するものが主流です。月額費用はユーザーの人数によって増減する価格体系になっていることがあります。

工事スケジュール管理は、自社に合わせた最適なものを

本記事では以下の項目について触れました。

本記事のまとめ

  • スケジュール管理できないと、納期に間に合わないなどのトラブルが発生する
  • 管理方法はアナログ、Excel・スプレッドシート、スケジュール管理ソフトの3つ
  • 管理方法の選定する際は流動的なスケジュールの対応力などの要因を考慮し決定する

工事スケジュール管理が不適切な場合、納期や新規受注に関しての問題が発生します。反対に工事スケジュール管理を適切にできれば、不必要な心配事を減らしつつ、仕事を効率化できます。

管理方法は自社のITリテラシーや、現場ニーズに合わせて選定してください。

弊社は工事管理スケジュールを案件ごとに割りあて、業務効率化を図る「サポスケ」を提供しています。「サポスケ」を使えば、ITに不慣れな方でも、工事スケジュール作成と共有を簡単に行えます。

サポスケは、

1,スケジュール管理に特化し、余計な機能を排除

2,職人も使いこなせるシンプルさ

3,各社のExcelやホワイトボードのこだわりを再現するカスタマイズ性の高さ

の3点にこだわっております。

サポスケは直感的で使いやすいスケジュール管理アプリです。

スケジュール管理の悩みは、全て「サポスケ」にお任せください!
サポスケの資料は以下のボタンから30秒程度でダウンロードできますので、お気軽にダウンロードしてみてください!

この記事をシェアする

この記事を書いた人

サポスケを活用しませんか?

サポスケについて、実際の画面を確認しながら更に詳細を知ることができます。
是非お気軽に資料をダウンロードしてください。