作成日:2026年8月31日
造園業のスケジュール管理アプリ比較5選|選び方、料金を解説
この記事を書いた人

Paintnote株式会社 / 代表取締役 藤井友輝
現場仕事のスケジュール管理に7年携わり、1,300社以上の相談実績をもとに「サポスケ」を開発。現場で磨いた実践的な管理ノウハウを発信中。
現場仕事のスケジュール管理とDX推進に7年携わり、会社としてこれまで累計1,300社以上のスケジュール管理の相談実績を持つ。2018年Plug and Play Japan入社後、不測の事態が多発する現場の管理実態に直面し、2019年に独立。
100社以上のヒアリングを経て、「変数の多い環境下でのスケジュール管理こそが経営の要である」と確信し、2023年にスケジュール管理アプリ「サポスケ」を開発。
現在は、スケジュール管理の最前線で磨き上げた「急な変更にも柔軟に対応できる実践的な管理ノウハウ」として発信している。

「剪定の時期だけ人が足りない」 「雨で明日の割り振りを全部やり直し」 「誰がどこに行くかは、社長に聞かないとわからない」
造園業のスケジュール管理は、季節と天気と定期メンテナンスに同時に振り回されます。本記事では、造園業のスケジュール管理に使えるアプリ5つを比較し、選び方の基準と、現場で今使われている管理方法の限界までをまとめました。
先に結論をお伝えすると、造園業を対象に掲げているアプリは数えるほどしかなく、そのほとんどは見積書と請求書を作るためのものです。造園の予定を組むアプリは「造園専用かどうか」ではなく「造園の仕事の条件に合うか」で選ぶことになります。

目次
- 造園業のスケジュール管理が難しい3つの理由
- 理由①:季節と天気で、仕事量が日ごとに動く
- 理由②:定期メンテナンスと単発・長期の工事が、同じ表に混ざる
- 理由③:人が空いていても、車と機材がなければ出せない
- 造園の現場で使われている4つの管理方法と、その限界
- 方法①:エクセルの作業予定表はどこまでできる?
- 方法②:ホワイトボードでは何が見えなくなる?
- 方法③:LINEグループでは何が残らない?
- 方法④:カレンダーアプリでは何が調べられない?
- 造園業に「専用アプリ」はほとんどない|選び方3つの基準
- 基準①:スマホだけで見て直せるか
- 基準②:造園の仕事の形に、予定を合わせられるか
- 基準③:外注への共有と料金が、自社に合うか
- スケジュール管理にお困りの方は
- 造園業のスケジュール管理アプリ比較5選
- 造園業を対象に掲げているアプリ2選
- センキャク
- niwakura
- 造園業向けを掲げていない汎用・現場向けアプリ3選
- サポスケ
- TimeTree
- Googleカレンダー
- 造園業でアプリを導入する際のポイントは?
- ポイント①:動かせない予定から先に登録する
- ポイント②:外注の職人には担当現場だけを見せる
- ポイント③:前回その現場に行った人と注意点を残す
- 造園業のスケジュール管理でよくある質問
- 3人の造園会社でも、スケジュール管理のアプリは必要ですか?
- 雨で現場が飛んだとき、予定はどう組み直せばいいですか?
- 年に3回の定期メンテナンスを、毎回作業内容を変えて登録できますか?
- 会社の車やハシゴなどの機材も、人と一緒に割り振れますか?
- 外注の職人にも予定を見せられますか?
- 去年その現場でどんな作業をしたか、あとから調べられますか?
- まとめ:造園の予定は「動かせない仕事」から先に置けるアプリを選ぶ
- 現場の割り振りをそのまま移せる「サポスケ」
造園業のスケジュール管理が難しい3つの理由

造園業の予定が組みにくいのは、担当者の段取りが悪いからではありません。仕事の条件そのものが、他の現場仕事より変動が大きいためです。
# | 難しい理由 | 現場で起きていること |
|---|---|---|
1 | 季節と天気で仕事量が日ごとに動く | 常時25〜30名の会社が、忙しい時期には40名規模で動く。雨の朝は1日分の割り振りを組み直す |
2 | 定期メンテナンスと単発・長期の工事が混ざる | 定期の物件が約1,000件あり、年3回入る物件では3回とも作業内容が違う。工期は平均3〜4ヶ月、短いものは1〜2日 |
3 | 人が空いていても車と機材がなければ出せない | 車を数台持ち、「朝にならないと、どの車で行くのかを聞くことになる」 |
理由①:季節と天気で、仕事量が日ごとに動く
難しい理由の1つ目は、季節と天気で仕事量が日ごとに動くことです。造園の仕事量は、剪定や植栽の時期に大きく偏ります。常時25〜30名で動いている会社が、忙しい時期には外注の職人を入れて40名規模になることもあります。社員だけを前提に組んだ予定表では、この増えた分を置く場所がありません。
外での作業が中心のため、天気でも予定が動きます。朝の時点で「今日は無理」と判断すると、その日の割り振りを一度崩し、動かした分をどこか別の日に押し込むことになります。紙やホワイトボードだと、消して書き直したうえで全員に伝え直す作業が発生します。人が増える時期も、雨で1日分が飛んだ日も、そのたびに表を作り直すことになります。一度組んだ予定が翌朝には使えなくなることが、造園のスケジュール管理を難しくしています。
理由②:定期メンテナンスと単発・長期の工事が、同じ表に混ざる
難しい理由の2つ目は、定期メンテナンスと単発・長期の工事が同じ表に混ざることです。年間で動かせない定期メンテナンスが先に埋まっていて、そこへ剪定や伐採の単発の依頼が割り込んできます。定期の物件が約1,000件という会社もあります。やっかいなのは、同じ物件に年3回入っても、春は剪定、秋は消毒というように作業内容が変わることです。前回の予定をそのままコピーするだけでは足りません。
工期の長さもばらつきます。平均で3〜4ヶ月、短いものは1〜2日です。7名規模の造園・土木の会社では、長い工事の合間に細かい案件を挟むと予定が「ぐちゃぐちゃになる」という声がありました。1日単位のカレンダーでは、数ヶ月にわたる工事に誰を張り付けているかが見えにくくなります。
理由③:人が空いていても、車と機材がなければ出せない
難しい理由の3つ目は、人が空いていても車と機材がなければ現場に出せないことです。現場に出るには、人と一緒に車と機材が要ります。車を数台しか持っていない会社では、人が空いていても車が出払っていれば現場に行けません。3名規模の造園会社でも「朝にならないと、どの車で行くのかを聞くことになる」という状態が起きています。
ハシゴやチェーンソーのような機材も同じです。外注の職人を含めた全員に「この現場ではこれを使う」と伝わっていないと、現場に着いてから足りないものが見つかります。
造園の現場で使われている4つの管理方法と、その限界

造園業のスケジュール管理は、エクセル・ホワイトボード・LINE・カレンダーアプリの4つでほぼ説明がつきます。多くの会社は1つではなく、2つか3つを組み合わせて使っています。アプリに関しては後の見出しで紹介します。
管理方法 | できること | 限界 | 向いている規模 |
|---|---|---|---|
エクセルの作業予定表 | 自社の形に自由に作れる。必要な人数と休みの人数を自動で集計できる | 会社のPCにしかなく外出先で見られない。変更のたびに開いて打ち直す | 〜30名 |
ホワイトボード | 全員が一目で見られる。書き換えが速い | 直近1ヶ月分しか書けず、先が見えづらい | 〜10名 |
LINEグループ | すぐ送れて、全員が使い慣れている | 写真と地図が流れていって残らない | 補助として全規模 |
カレンダーアプリ | スマホで予定を共有できる | 去年の作業内容を遡って探せない | 〜5名 |
方法①:エクセルの作業予定表はどこまでできる?
造園の現場で使われている管理方法の1つ目は、エクセルの作業予定表です。造園業のスケジュール管理でもっとも使われている方法でもあります。実際の作業予定表は、左側に連絡欄・定期かスポットかの区分・物件名・管理会社名・社内の担当・作業員を並べ、右側に1ヶ月分の日付が続く形が典型です。作業員の欄には前回その現場に行った人を入れておき、上部に「その現場に必要な人数」と「休みの人数」を集計します。自社の担当者が自分で行く現場はピンクで塗る、といった色分けのルールを社内で決めている会社もあります。
限界は2つです。1つは、案件の表と人の割り振りの表が別々になりやすいこと。「案件が何日に何名でやるか、程度のことしかわからない。そこに誰が行くかは、また別の用紙になっている」という状態です。もう1つは、変更のたびに「全部いちいち開いて打ち込んで変えなきゃいけない」こと。直したあとにLINEグループで周知するまでが1セットになります。
エクセルでの作り方を詰めたい方は、【エクセル】現場のスケジュール管理を効率化するコツもあわせてご覧ください。
方法②:ホワイトボードでは何が見えなくなる?
造園の現場で使われている管理方法の2つ目は、ホワイトボードです。書ける範囲が直近1ヶ月ほどに限られます。7名規模の造園・土木の会社では「ホワイトボードで管理していて、昔からのやり方。すごく先が見えづらい」という声があります。欲しいのはシフト表ではなく、「1〜2ヶ月先まで、何名かの人員を継続でどこに入れるか」が見えることでした。
予定を組む担当者が代替わりすると、書き方のルールごと引き継げなくなる点も弱点です。業種別の使い方はスケジュール管理にホワイトボードを使う方法|業種別の活用事例5選で紹介しています。
方法③:LINEグループでは何が残らない?
造園の現場で使われている管理方法の3つ目は、LINEグループです。連絡が速い一方で、送った写真と地図が新しい発言に押し流されます。3名の造園会社では、地図や作業の詳細をLINEで送る運用をしていました。エクセルやホワイトボードを直したあとの周知に使われることが多く、これ単体で予定表の代わりになるものではありません。
方法④:カレンダーアプリでは何が調べられない?
造園の現場で使われている管理方法の4つ目は、カレンダーアプリです。3名の造園会社では、TimeTreeで3人が予定を共有していました。それでも残る悩みが「来年また同じ案件に行くとき、去年どんな注意事項があったか、何を持っていけばいいかを見たい」という点です。カレンダーアプリでは過去の予定を遡って探せないため、別のメモで確認することになります。
Googleカレンダーは現場仕事の会社でも実際に使われています。ただし担当者の1アカウントに全員分の予定を手入力する運用になりやすく、10人規模でも画面がごちゃついてくるという声があります。
造園業に「専用アプリ」はほとんどない|選び方3つの基準

造園業向けを掲げているアプリは、調べても数えるほどしか見つかりません。しかも中身は見積書・請求書・顧客管理が中心で、人の割り振りまでできるものは限られます。そのため造園業のスケジュール管理アプリの選び方は、造園専用かどうかではなく、次の3つの基準で判断することになります。
# | 選び方の基準 | 確認するポイント | 造園でこの基準が要る理由 |
|---|---|---|---|
1 | スマホだけで見て直せるか | スマホアプリの有無、外出先での編集可否 | 会社のPCにしか予定表がないと、現場で聞かれても答えられない |
2 | 造園の仕事の形に予定を合わせられるか | 人以外(車・機材)の割り振り、年3回などの周期設定と回ごとの内容変更、予定のドラッグ移動 | 車と機材が揃わないと出せない。同じ物件でも回ごとに作業内容が変わる。雨で1日分をまとめて動かす |
3 | 外注への共有と料金が自社に合うか | 権限設定・担当現場だけの共有、1人あたり課金か人数制限なしか | 忙しい時期に応援を呼ぶが、全社の予定まで見せたくはない。忙しい時期だけ人数が増える |
基準①:スマホだけで見て直せるか
選び方の基準の1つ目は、スマホだけで見て直せるかどうかです。造園業でもっとも多い詰まりが、予定表が会社のPCにしかない状態です。外出先で日程を聞かれても、事務所に戻るか、電話で誰かに開いてもらうまで答えられません。
見るポイントは、閲覧だけでなく現場から直せるかです。スマホでは見るだけというアプリだと、変更のたびに事務所へ連絡することになり、手間は減りません。
基準②:造園の仕事の形に、予定を合わせられるか
選び方の基準の2つ目は、造園の仕事の形に予定を合わせられるかどうかです。人が空いていても、車が出払っていれば現場には行けません。車を「もう1人の作業員」のように登録して割り当てられるか、ハシゴやチェーンソーのような機材まで現場に紐づけられるかを確認してください。機材まで紐づくと、外注の職人にも「この現場ではこれを使う」と伝わります。
定期メンテナンスは、年3回といった周期で設定できるかに加えて、回ごとに作業内容を変えられるかまで見てください。同じ内容の複製しかできないアプリでは、春の剪定と秋の消毒を書き分けるために結局1件ずつ直すことになります。定期の物件が数百件を超える会社では、翌年分をまとめて展開できるかどうかで、年初の作業量が大きく変わります。
雨の日の組み直しも同じ場面の話です。1件ずつ日付を打ち直す形だと、その作業だけで午前中が終わります。予定をドラッグで動かせるか、1日分をまとめて別の日にコピーできるか、動かしたあとに担当者へ変更が自動で伝わるかを確認しておくと、連絡のやり直しが減ります。
基準③:外注への共有と料金が、自社に合うか
選び方の基準の3つ目は、外注への共有と料金が自社に合うかどうかです。忙しい時期に応援を呼ぶとき、全社の予定まで見せる必要はありません。権限を分けられるか、分けられるとして担当現場の単位で共有できるかを確認してください。無料のカレンダーアプリはカレンダー単位での共有になるため、見せたくない予定を別のカレンダーに移す運用が必要です。カレンダーの数が増えるほど、入れ間違いが起きやすくなります。
料金は、人数が増えたときの増え方で見ます。1人あたりの課金だと、忙しい月の費用がそのまま増えます。人数制限がない定額であれば、増えても金額は変わりません。比較するときは月額の最低金額ではなく、もっとも人数が多い月の総額で並べてください。外注の職人にもアカウントを渡すかどうかで、必要な数は変わります。
基準1を満たすアプリは多い一方、基準2まで満たすものは大きく減ります。比較のときは、この3つを同じ順番で当てはめると迷いにくくなります。
スケジュール管理にお困りの方は
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造園業のスケジュール管理アプリ比較5選
造園業のスケジュール管理に使えるアプリを、「造園業を対象に掲げているか」で2つに分けて比較します。料金は2026年8月時点で公式サイトに掲載されているものです。
アプリ | 造園業向けの明記 | スマホ | 人と車・機材の割り振り | 定期メンテの繰り返し | 外注への共有 | 料金 |
|---|---|---|---|---|---|---|
センキャク | あり(剪定・造園) | ○ | 人の割り当てのみ | ○ | ○ | 月額1,980円(税込)・人数制限なし |
niwakura | あり(造園業専門) | ○ | 公式サイトで確認できず | 次回予定日の自動計算 | 共有リンク | 無料/1,980円/4,980円 |
サポスケ | なし(造園での利用実績あり) | ○ | ○ | ○ | ○ | 月額29,800円〜+初期費用 |
TimeTree | なし(造園での利用実績あり) | ○ | × | 繰り返し予定のみ | 共有カレンダー単位 | 無料/プレミアム月額300円 |
Googleカレンダー | なし | ○ | × | 繰り返し予定のみ | カレンダー単位 | 無料/Google Workspaceは1ユーザー月額800円から |
造園業を対象に掲げているアプリ2選
対象業種に造園が入っているアプリです。見積書や請求書まで含めて1つにまとめたい方に向きます。
センキャク

画像引用:https://senkyaku.jp/
センキャクは、剪定・造園業を対象業種として明記している業務効率化アプリです。スケジュール管理・顧客管理・見積書と請求書の作成・スタッフ管理・売上管理を1つのアプリでまとめられます。料金はベーシックプランの月額1,980円(税込)で、人数制限がないと記載されています。初期費用は50,000円ですが、公式サイトには0円キャンペーンの表記があり、30日間の無料お試しも用意されています。
注意したい点は、対象がハウスクリーニング・電気工事・リフォーム・水道修理・害虫駆除にも広がっており、造園専用のアプリではないことです。訪問して作業する仕事に共通する機能が中心のため、車や機材を人とセットで割り振る使い方までは想定されていません。見積から請求までを1本にまとめたい小規模の会社に向いています。
公式サイト:https://senkyaku.jp/
niwakura

niwakuraは、造園業専門をうたう見積り・請求アプリです。月次・年次の定期作業を登録すると次回の予定日を自動で計算してくれるため、定期メンテナンスの取りこぼしを防ぐ用途に向きます。見積書と請求書はURLで共有でき、印鑑付きのPDF出力にも対応しています。料金は無料プラン、スターター1,980円、プロ4,980円の3段階です。
一方で、中身は見積書・請求書・顧客管理・写真の記録が中心で、誰がどの現場に行くかを組む機能は公式サイトでは確認できませんでした。1人親方や数名の会社が、書類仕事と定期作業の管理を軽くする目的で使うアプリと考えるのが実態に近いといえます。
公式サイト:https://niwakura.com/
造園業向けを掲げていない汎用・現場向けアプリ3選
造園業向けとは掲げていないものの、造園の現場で使われているアプリです。人の割り振りを軸に選ぶ場合は、こちらが中心になります。
サポスケ

画像引用:https://saposuke.jp/
サポスケは、現場仕事の日々の割り振りに特化したスケジュール管理サービスです。ホワイトボードやエクセルに近い一覧の形で予定を組みながら、人と車をセットで置ける点が造園業と相性の良いところです。年間の定期メンテナンスをパターンとして展開でき、回ごとに作業内容を変えて登録できます。外注の職人には担当する現場だけを共有できます。
公式サイトで造園業向けとは掲げていませんが、造園・緑地管理の会社での利用実績があります。料金は月額29,800円からで、初期費用として導入サポート費がかかります。月額はプランとスタッフ数で変わり、2拠点目以降は半額です。1か月単位の契約のため、繁忙期に合わせて始めることもできます。2週間の無料トライアルが用意されています。
公式サイト:https://saposuke.jp/
TimeTree

画像引用:https://timetreeapp.com/intl/ja/brand-resources
TimeTreeは、カレンダーを共有する無料アプリです。3名の造園会社が、3人の予定をTimeTreeで共有し、地図や作業の詳細はLINEで送るという形で実際に使っています。人数が少なく、予定の数がそれほど多くない会社であれば、無料のまま十分に回せます。
写真を貼って直行直帰のスタッフと共有する使い方も広がっていますが、人数が増えると見づらくなり、乗り換えを考え始める会社が多いのも実情です。限界は、過去の予定を遡って探せないことです。「来年また同じ案件に行くとき、去年どんな注意事項があったか、何を持っていけばいいかを見たい」という使い方には向きません。有料のプレミアムは月額300円(年額3,000円)で、ファイルの添付や広告非表示が追加されますが、人と車を割り振る機能は無料版と変わりません。
公式サイト:https://timetreeapp.com/intl/ja
Googleカレンダー

画像引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.calendar&hl=ja
Googleカレンダーは、Googleアカウントがあれば無料で使えるカレンダーです。現場仕事の会社では、担当者の1アカウントに全員分の予定を手入力する運用がよく見られます。スタッフに使い方を教える手間がかからず、有料プランの費用もかからないという理由からです。会社のドメインで使うGoogle Workspaceは、Business Starterが1ユーザーあたり月額800円からです。
一方で、次の4つの理由から別の方法に切り替えた会社もあります。
使い続けられなくなった理由 | 実際に起きたこと |
|---|---|
人数が増えると画面がごちゃつく | 10人規模でも見づらく、20〜30人になったら管理できないと感じている |
色分けが続かない | 元請けごとに色を分けていたが16色が上限。手間がかかり色を付けない人が増える |
仮の予定と確定した予定の区別がつかない | 仮押さえ中の案件と確定した案件が同じ見た目になる |
取引先のセキュリティ審査で使えなくなった | 大手の取引先から、専用のGoogleアカウントを発行して共有する運用を指摘された |
裏を返せば、この4つに当てはまらない会社であれば、Googleカレンダーで十分に回ります。目安は、①予定を組む対象が5名程度まで、②色分けを増やす必要がない、③仮押さえの案件が少ない、④取引先からセキュリティの要件を求められていない、の4点です。社長と職人数名で回している造園会社であれば、無料のまま実用になります。人数が増えて画面が見づらくなってきたときが、別のアプリを検討するタイミングです。
公式サイト:https://www.g-workspace.jp/googleworkspace/calendar/
造園業でアプリを導入する際のポイントは?

アプリを入れても、最初の登録の順番を間違えると使われなくなります。造園業では次の3点を先に決めておくと定着しやすくなります。
# | ポイント | 具体的にやること |
|---|---|---|
1 | 動かせない予定から先に登録する | 年間の定期メンテナンスを先に埋め、空いた枠に単発の工事を入れる |
2 | 外注の職人には担当現場だけを見せる | 権限を分け、全社の予定を見せない形で共有する |
3 | 前回その現場に行った人と注意点を残す | 作業員欄に前回の担当者を入れ、注意事項をメモとして残す |
ポイント①:動かせない予定から先に登録する
ポイントの1つ目は、動かせない予定から先に登録することです。最初に入れるのは、年間の定期メンテナンスです。動かせない予定を先に埋めてしまえば、残った枠がそのまま単発の工事を入れられる場所になります。逆に手元にある案件から順に登録していくと、あとから定期の予定を差し込むことになり、組み直しが増えます。
エクセルの作業予定表で「定期かスポットか」の区分を列として持っている会社は、その区分をそのままアプリに移してください。定期の物件が数百件ある場合は、翌年分をまとめて展開できるかを確認したうえで、1年分を先に入れておくと年初の作業が軽くなります。
ポイント②:外注の職人には担当現場だけを見せる
ポイントの2つ目は、外注の職人には担当現場だけを見せることです。忙しい時期に呼ぶ職人に、全社の予定まで見せる必要はありません。最初に権限を分けておかないと、あとから「この予定は見せたくない」となったときに、登録し直すことになります。
見せる単位は、担当する現場だけに絞るのが基本です。無料のカレンダーアプリを使う場合は、外注に見せる用のカレンダーを別に作り、そこにだけ予定を入れる形になります。カレンダーが増えるほど入れ間違いが起きやすいため、権限で分けられるアプリのほうが運用は楽になります。
ポイント③:前回その現場に行った人と注意点を残す
ポイントの3つ目は、前回その現場に行った人と注意点を残すことです。この工夫は造園業でとくに効きます。年に1回や3回しか行かない物件では、前回の記憶が残っていません。3名規模の造園会社からは「来年また同じ案件に行くとき、去年どんな注意事項があったか、何を持っていけばいいかを見たい」という声があります。
エクセルの作業予定表で、作業員の欄に前回その現場に行った人を入れている会社があります。同じ考え方で、担当者と一緒に注意事項もメモとして残してください。「去年どんな注意事項があったか」が予定と一緒に残っていれば、翌年の準備は段取りだけで済みます。予定を消して上書きするアプリではなく、過去の予定を検索できるアプリを選ぶことが前提になります。
造園業のスケジュール管理でよくある質問

3人の造園会社でも、スケジュール管理のアプリは必要ですか?
3名程度であれば、無料のカレンダーアプリで足りることが多いです。実際に3名の造園会社がTimeTreeとLINEの組み合わせで運用しています。Googleカレンダーも、色分けを増やす必要がなく、取引先からセキュリティの要件を求められていなければ無料のまま使えます。人数が5名を超えたり、外注の職人を呼ぶようになったりしたときが、切り替えを考えるタイミングです。
雨で現場が飛んだとき、予定はどう組み直せばいいですか?
雨の日にやる作業をあらかじめ決めておくと、当日の判断が速くなります。機材の整備、倉庫の片付け、書類仕事などを「雨天時の作業」として先に用意しておく方法です。アプリを選ぶときは、予定をまとめて別の日に動かせるかどうかを確認してください。
年に3回の定期メンテナンスを、毎回作業内容を変えて登録できますか?
アプリによります。繰り返し予定の機能があっても、同じ内容の複製しかできないものが多いためです。同じ物件で春は剪定、秋は消毒というように内容が変わる場合は、回ごとに内容を書き換えられるかを事前に確認してください。
会社の車やハシゴなどの機材も、人と一緒に割り振れますか?
人以外の資源を予定に紐づけられるアプリであれば可能です。カレンダーアプリでは、車を1つの共有カレンダーとして扱う方法で代用することもできますが、人と車の組み合わせを一覧で見るのは難しくなります。
外注の職人にも予定を見せられますか?
権限を分けられるアプリであれば、担当する現場だけを見せられます。無料のカレンダーアプリはカレンダー単位での共有になるため、見せたくない予定は別のカレンダーに分ける必要があります。
去年その現場でどんな作業をしたか、あとから調べられますか?
過去の予定を検索できるアプリを選べば可能です。カレンダーアプリの多くは古い予定を遡って探しにくいため、物件ごとに作業の記録が残る形になっているかを確認してください。
まとめ:造園の予定は「動かせない仕事」から先に置けるアプリを選ぶ

造園業のスケジュール管理では、造園専用のアプリを探すよりも、造園の仕事の条件に合うかどうかで選ぶほうが近道です。年間の定期メンテナンスを先に置けるか、人と車・機材をセットで割り振れるか、外注の職人に必要な分だけ見せられるか。この3点を満たせるかどうかで、雨の日の朝に組み直す手間が大きく変わります。
まずは今の管理方法の限界がどこにあるかを整理し、3つの基準に照らして比較してみてください。
現場の割り振りをそのまま移せる「サポスケ」

サポスケは、現場仕事のスケジュール管理に特化したサービスです。ホワイトボードやエクセルの見た目に近い一覧で予定を組めるため、造園業の作業予定表をそのまま移しやすい設計になっています。
- 年間の定期メンテナンスをパターンで展開し、回ごとに作業内容を変えて登録できます
- 人と車両をセットで割り振れるため、「朝にならないとどの車で行くかわからない」状態を減らせます
- 忙しい時期に呼ぶ外注の職人には、担当する現場だけを共有できます
- 過去にその現場へ行った人と作業内容を、あとから検索できます
- スマホで完結するため、外出先でも予定を確認・修正できます
緑地管理・緑化工事の会社では、ホワイトボードとカレンダーアプリを併用していたため人と車の組み合わせが管理できていませんでしたが、導入後は「誰が空いているか」「どの車両が使えるか」が自然と頭に入り、受注のときに即答できるようになりました。
料金は月額29,800円からで、プランとスタッフ数に応じて変わります。初期費用は導入サポート費として、初期設定と導入の支援が含まれます。1か月単位の契約で、2拠点目以降の月額は半額です。2週間の無料トライアルでは、専用環境を用意したうえで操作の説明を行います。自社の作業予定表がそのまま移せるかどうかを、実際の画面で確認してみてください。









